「新社会兵庫」 11月12日号
- 香山リカさんが講演
第17回を迎えた「働く女性の交流集会」(自治労兵庫県本部女性部や臨職労などでつくる同実行委員会が主催)が10月27日、神戸市中央区のひょうご共済会館で開かれた。今年のテーマは「職場にゆとりをとりもどそう」。豊富な臨床経験を生かして現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続ける精神科医の香山リカさん(立教大学現代心理学部教授)を講師に迎え、「あなたの心と身体は元気?」と題する講演を聴き、5つの現場からの「職場報告」に学んだ。約80人が参加した。
実行委員長の藤原潤子さん(自治労県本部女性部長)のあいさつで始まった集会は、まず5つの職場報告を受けた。神戸ワーカーズユニオンろっこう医療生協分会、自治労県本部臨時・非常勤職員等評議会、社保労連兵庫支部、猪名川町臨時・嘱託等職員労働組合、豊岡市職員労働組合女性部の報告だ。非常勤職員の退職金制度の創設、民間委託になっていた学童保育を8年ぶりに町教育委員会の直営に戻したたたかい、正規職員や臨時・嘱託職員を問わず3日間の妊娠障害休暇(つわり休暇)を獲得したたたかいなど、いずれも集会参加者を元気づけるような、労働組合としてのがんばりを示すものだった。
講演では、香山リカさんは、現代の働く女性を取り巻く環境として、「ワーク・ライフ・バランス」という名の何でもあり≠フように、世間から求められるものがどんどん増え、そのハードルもますます高くなっている現実に触れ、また、そのなかで、がんばり過ぎ≠フ女性が多くなっている現実も指摘。ぼんやりする時間や場所などの隙間≠ェなくなるなか、働く女性を襲う新しいタイプのからだの病≠竍こころの病≠ネどについても紹介した。
そして、心と体を健康に保つためには、まず、あまり健康情報や効率などに惑わされず(そのことによって、不安にさせられ、自信を失わされていることも多い)、「ムダも生活には必要」と、がんばりすぎないこと≠フ大切さが提起された。
写真:臨床経験にもとづいて心と身体の健やかな保ち方を講演する香山リカさん=10月27日、神戸市
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任期満了に伴う西脇市議会議員選挙(定数16)が10月20日に告示され、現職10、新人6の計16人が立候補した。定数と同数の立候補だったため、2005年の合併以来、初の無投票となった。
この結果、新社会党が推薦した現職の村井正信さん(64)が再選した。
むらい・まさのぶ 1949年生まれ。東洋大学経済学部を卒業して西脇市役所に入職。西脇市職員組合委員長、比延地区まちづくり協議会副会長などを歴任。趣味は読書、野菜づくり、バンド活動 ◎後援会連絡先=西脇市鹿野町1037-1 電話、ファックスとも0795-23-3318
- 現職後継が僅差で当選
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任期満了に伴い10月27日投開票で行なわれた神戸市長選挙は、無所属の新人5人が争い、現職市長の後継指名を受けた元副市長の久元喜造氏(59)=自民、民主、公明推薦=が、5675票差の僅差で当選した。共産党が推薦し新社会党が支持をした貫名ユウナ氏(61)は「開発行政を転換し福祉の充実を。市民と共に歩む市政に」と訴えたが、4万6692票で及ばなかった。投票率は36・55%(前回比5・04ポイント増)。
久元氏の得票率36・4%はこれまでの市長選では最低。新社会党兵庫県本部は「わずか16万の得票数は現市政そのものへの市民の不満を表している。新市長はこれを念頭に置き、現市政の継承でない新たな市政運営を進めるべきだ」粟原富夫委員長の談話を発表した。
- 新社会党中央総支部とあわはら富夫後援会が共催
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新社会党中央総支部とあわはら富夫後援会は10月5日、葺合文化センターで「第12回平和in秋まつり」を開き、『週刊新社会』の読者や支持者ら過去最高となる約250人が参加した。
「平和in秋まつり」は、『週刊新社会』読者やあわはら市議の強力な支持者の日頃からの支援への感謝祭として始まり、今年で12回目を数えた。
今回は、福島の原発事故を受け、「戦争の核」はもちろん、「平和の核」も人類と共存できないことをテーマにした。広河隆一氏が10年をかけてチェルノブイリ原発事故を現地取材で検証したビデオ「チェルブイリの真実」を上映。1時間と長い時間だったが、描き出される被曝の現実を参加者は食い入るように観ていた。原発事故問題への関心の高さが窺えた。
また、舞台では恒例のバンド「フォーコーナーズ」が久しぶりにメンバー全員が揃い、バイオリンやマンドリン、バンジョーなど多彩な楽器でカントリー風ミュージックや大正デモクラシー時に流行った庶民の歌を披露した。また、音楽を通じて障がい者の心の支援を行っている小椋タケルさんが、震災やイラク戦争などで感じた平和への願いを歌に込めた「ラブ&ピース」を熱唱。そして、長崎で父親が被爆し自らも被爆2世である島本さんとあわはら市議が舞台に立ち、「原爆を許すまじ」を全員で合唱した。
会場ではその他、バザー、寿司、唐揚げ、おでん、スーパーボールすくい、野菜販売など出店のすべてが完売。最後は豪華(?)景品の抽選会。
前回は台風のなか150人の参加があったが、今回は予想をはるかに超える参加者数で会場に人があふれ、上映会では入り切れない状態となった。
(A)
写真:過去最大規模の250人が集まった「第12回平和in秋まつり」=10月5日、神戸市中央区
- コミュニティ・ユニオン全国交流集会 10.19〜20山形県
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第25回コミュニティ・ユニオン全国交流集会「山形みちのく集会」が10月19、20日の2日間、山形県のかみのやま温泉で開かれ、26都道府県から約400人が結集した。兵庫県からも「兵庫県パート・ユニオンネットワーク」として、ひょうごユニオンに結集する各地域ユニオンをはじめ、自治労臨職評らの仲間42人が参加した。
1日目の全体集会では、コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク定期総会の議事などが行なわれたのち、兵庫のあかし地域ユニオン東亜外業分会の解雇撤回闘争を含む5つの闘争の特別報告が行なわれた。さらに、いつもの記念講演にかわって今回は、東日本大震災を題材にした創作・朗読劇「あたりまえの毎日が、」が地元のアマチュア劇団によって演じられた。中学生の視点で、原発事故によって夢や家族、友達らが引き裂かれていくことへの思いが伝えられた。
2日目は、10の分科会が持たれ、その後の全体集会では各分科会報告や特別決議、集会宣言の採択が行なわれた。来年の開催地、北海道(札幌)からの決意表明もあった。
集会終了後は米沢市の河川敷に会場を移し、オプション企画である芋煮会が催された。雨のなか、約200人が、現地の実行委員会がたいへんな苦労をして準備をしてくれた山形名物の焼肉・芋煮パーティをテント内で楽しんだ。
写真:全国から400人が参加し交流した=10月19日、山形県上山市
- 灘区平和マップを歩く会
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「神戸平和マップを作る会」がつくった「神戸平和マップ」灘区版をもとに、灘区平和マップを歩こう=i北部コース)という催しが10月26日、灘区で行なわれた。呼びかけたのは「灘区平和マップを歩く会」。老若男女30人が参加し、同マップが紹介する戦跡≠ネどを訪ねて3時間足らずのコースを歩いた。
一行は、同マップを作成した元小学校教員の小城智子さん(神戸平和マップを作る会事務局長)のガイドでJR灘駅を出発、戦時中には軍需品も運んだ国鉄の貨物専用の臨港線跡をまたぐタカバシを皮切りに、神戸文学館(空襲による焼夷弾の痕が残る)、王子競技場(空襲で全焼したが同場所周辺に戦時中、護国神社が建設された)、県立神戸高校や摩耶ケーブル(戦時には鉄の門やレールなどが金属供出された)、護国神社(「北方異民族慰霊乃碑」などさまざまな慰霊碑がある)など7箇所を回った。
「灘区のことはよく知っているつもりだったが、初めて聞いたり、知ったことも多く、いい勉強になった」という感想も聞かれた。
南部コースは11月30日(土)に行なわれる。午後1時、JR灘駅南集合。連絡先078−882−2196(灘区平和マップを歩く会・築山)
写真:戦時中に金属供出された県立神戸高校のおおとり門も訪ねた=10月26日、神戸市灘区
- 灘区では平和マップ展も
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灘区では、「神戸平和マップ展」も10月24日から30日までの期間、神戸学生青年センターで行なわれた。
すでに完成している東灘、灘、中央、兵庫、長田の5区の平和マップ(A3判カラー。それぞれ南・北で1セット。500円)の全10面とともに、小城さんが撮り歩いた写真や解説文が展示され、26日には小城さんの講演も行われた。
写真:平和マップ展
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