「新社会兵庫」 10月22日号
- 近畿各地から800人が結集
10月8日から18日までの期間、滋賀県高島市のあいば野自衛隊演習場および陸上自衛隊今津駐屯地で、日本で初めてオスプレイが参加して強行された日米合同軍事演習をめぐり、9月29日午後、同市の住吉公園で「オスプレイは来るな!日米合同軍事演習反対!9・28あいば野集会」が開かれ、近畿各地から約800人が参加した。「フォーラム平和関西ブロック」と「2013あいば野に平和を!近畿ネットワーク」が主催した。
あいば野では13回目の演習となった日米合同軍事演習だが、今回の演習では上空で停止しているオスプレイから隊員がロープで降下し陸上に展開する「ヘリボーン」や「陣地攻撃」という呼称の訓練の実施も計画された。
今回の演習へのオスプレイの参加について防衛省は9月26日に地元住民説明会を行い、住民からは強い不安と反対の声があがったが、地元・高島市長は訓練の受け入れを表明した。
29日の集会では、主催の両団体の代表のあいさつに続き、フォーラム平和・人権・環境の道田哲郎副事務局長、沖縄平和運動センターの山城博治議長、「止めよう経ヶ岬の米軍レーダー 危険な戦争準備を許さない緊急京都府民の会」南部連絡会代表の大湾宗則さんらが連帯あいさつを行ない、各県代表も決意を述べた。
この中で山城さんは、「沖縄の=地元新聞によると、昨日28日にはオスプレイが普天間基地上空で1時間半も着陸できずにホバリングし、緊急車両が待ち構えていた事故があった。アメリカでは6、8月に炎上事故があり、今月20日には緊急着陸する事故もあった。今日29日は普天間ゲート封鎖からちょうど1年目。命と暮らしを守る正義の闘いだ。政府はオスプレイの県外での演習参加を沖縄の負担軽減というが、沖縄に同情はいらない。オスプレイを沖縄から撤去するまで闘い続ける」と力強く表明した。
集会後、参加者は市内をデモ行進、地元市民らが手を振ってデモ隊を激励する状況も見られた。
(N・N)
写真上:日本で初めてオスプレイが参加する日米合同軍事演習に抗議の声をあげた集会=9月29日、滋賀県高島市 写真下:沖縄からの連帯のゲストも参加してデモ行進=9月29日、滋賀県
- 第3回さようなら原発1000人集会
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福島事故は終わっていない 原発はもう動かすな!≠掲げた「第3回さようなら原発1000人集会」が6日、伊丹市のいたみホールで開かれ(主催は集会実行委員会)、約1200人が参加し、「1200人集会」となった。
小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)が「福島原発事故は終わっていない すべての原発の即刻廃絶を」と題する講演を行った。
小出さんはまず、「福島原発事故は収束しておらず、今も進行中」と、福島第一原発の現状を説明。汚染水、被曝労働、放射性物質の拡散などの問題の大きさと深刻さを指摘した。そして、こうしたなか、原発を選んだことに何の責任もない、被曝に敏感な子どもたちを何としても被曝から守らねばならないと力説。未来をつくる気があるのなら、他者の犠牲を前提にする「原子力的なもの」から脱却すべきであり、それを許してしまった一人ひとりの責任が問われている、と締めくくった。
講演に先立ち、秘密保護法阻止の全国キャラバンを展開中の山本太郎参議院議員がゲストで登場、同法の危険な内容を訴え、全国から地元の国会議員に反対の声をぶつけようと呼びかけた。
また、講演後には「はだしのゲン」や「チェルノブイリの祈り」などの講談で反核、反原発も訴えてきた講談師、神田香織さんが登場。原発事故、震災復興への政府の対応姿勢を批判するとともに、その2つの講談の一部を「抜き語り」して参加者に深い感銘を与えた。
その後、脱原発運動に取り組む市民らの運動を代表した6人がそれぞれの活動報告をしながら、脱原発運動とその連帯の強化をアピールした。
写真上:第3回さようなら原発1000人集会 写真下:小出裕章さん
市民からのリクエストを契機に、「フタバから遠く離れて」を篠山市で上映することになった。
この映画は、原発事故によって故郷から遠く離れた場所で、現在も避難生活を送っている福島県双葉町民の日常を描いたドキュメンタリーである。
上映会は10月1日、舩橋淳監督を東京から招いて篠山市民センターで行われ、昼夜2回上映された。上映運動には主催団体の「憲法たんば」のほか、多くの協賛団体が加わり、延べ130人の市民が参加した。
各回とも上映後に舩橋監督の講演が行われ、映画制作の経過や、原発事故から2年半経った今も、避難所(埼玉の旧高校)で95人が毎日3食、弁当の生活を送っていることなどが詳しく報告された。映画、講演ともにたいへん好評であった。
以下は、参加者から寄せられた感想の一部。
「大変良く撮れたドキュメンタリーだ。乳牛の死骸のシーンは衝撃的だった」「3・11から2年半経った現状を知ることができ、びっくりした。人として生きていく権利がない辛さや苦しさをひしひしと感じた。1日も早く、それぞれの生活を取り戻してほしい」「やりきれない気持ちが残った。住んでいた所を追われ、何も手元になく毎日を過ごすことがどんなに辛いか。原発は地球上から排除すべきだ」「私も阪神・淡路大震災の時に、体育館→保育所→親類の家→県営住宅の生活を1年経験した。自然災害+原発の被害となると、怒りを向ける先が実際にあるので、人々の様子にやるせなさを感じた」
(K)
写真:上映会では上映後に舩橋淳監督の講演も行われた=10月1日、篠山市
- 東亜外業の仲間を支援する会が総会
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不当な整理解雇の撤回を求めて裁判闘争を闘うあかし地域ユニオン東亜外業分会の仲間を支える「東亜外業の仲間を支援する会」の第3回総会が9月25日、明石勤労福祉会館で開かれた。
鋼管メーカーの東亜外業は業績不振を理由に東播工場を休止、11年6月末に整理解雇を強行した。これに対する地位保全・賃金支払いの仮処分申請に神戸地裁は同年11月、賃金支払いの決定を行い、解雇無効を求める本訴でも今年2月、原告全員について「解雇無効」とする判決を出し、組合側が全面勝訴している。しかし、会社側は控訴して闘いの場は大阪高裁に移り、控訴審も早ければ年内にも判決か、という局面に至っている。
総会は、これまでのたたかいの足跡を映像にまとめたDVDの上映から始まり、岡崎進「支援する会」会長があいさつ。「原告やその家族には苦闘の2年間だったが、多くの人々の支えで一人の脱落もなく闘争を継続してきた」と、団結力を称えた。さらに、経過報告や活動方針、会計、役員体制などに関する総会議案の提案と確認が行なわれたのち、裁判代理人の上原康夫弁護士から地裁判決の解説を含む裁判闘争についての問題提起が行なわれた。上原弁護士は「裁判で勝ったからと、職場復帰ができるわけではない。それを実現するのは労働組合の闘争でしかない。最終局面を迎え、ますますこのことが大事だ」と労働組合の闘争力を強調した。
その後は、支援する県下の労働組合や各地域ユニオンの代表らがつぎつぎと連帯と激励のアピールを贈った。
最後に当該の分会員が前に並び立ち、ひとりひとりが支援への感謝とともに今後の職場復帰にかける思いや決意を述べた。
写真:分会員ひとりひとりが今後への決意を述べた=9月25日、明石市
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JALが2010年の大晦日に乗員81人、客室乗務員84人の165人の不当な整理解雇を強行したことに対し、11年1月、148人が解雇撤回、職場復帰を求めて東京地裁に提訴した。稲盛会長(当時)が「解雇の必要はなかった」と証言したにもかかわらず、東京地裁は12年3月、乗員、客室乗務員の各原告団に対し、解雇容認の不当判決を相次いで出した。判例法理として確立されている「整理解雇4要件」を踏みにじったものだ。その後、東京高裁に移った裁判闘争はいま大詰めの局面を迎えている。
こうしたなか、11年11月に兵庫県で結成された「JAL闘争に連帯する兵庫の会」は3日、「JAL闘争に連帯する10・3兵庫県集会」を開き、連帯と支援の強化を呼びかけた。
集会では、佐野修吉「兵庫の会」事務局長が「JAL闘争の攻防ライン―稚拙な地裁判決を乗り越えよう―」と題する問題提起を行ない、東京地裁の不当な判決を読み解くとともに、兵庫の全港湾姫路伊藤分会の解雇撤回闘争と重ねながら、「解雇自由な社会をつくらせるな」と訴えた。
JAL闘争の原告団からも元乗員の久村さん、元客室乗務員の鈴木さんがそれぞれ解雇前の過酷な労働実態や解雇後の安全軽視の運航実態などを明らかにし、解雇はもの言う労働者の排除と労働組合の弱体化が目的だったことを具体的に示した。
集会では全港湾神戸支部姫路伊藤分会の梅村分会書記長も発言。兵庫県労働委員会の完全勝利命令の報告をして連帯を呼びかけた。
写真:JAL闘争原告団の元パイロットや客室乗務員らが支援を訴えた=10月3日、神戸市
- さようなら労働センターのつどい 尼崎
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尼崎市が労働福祉会館と労働センターの廃止を強行したことによって、9月末での事務所移転まで強要されることになった尼崎地区労と武庫川ユニオンは、この悔しさを忘れず新たな運動拠点を築くという決意を込めて9月27日、「さようなら労働センターのつどい」を同センターで開いた。
集いには、労働福祉会館、労働センター(事務所)の閉鎖に対してさまざまな思いを持つ組合員ら70人近くが集まった。小西純一郎地区労事務局長がこの間の経過を報告し、「戦後の労働運動が獲得してきた労働者、労働組合の集う場を奪われたことは悔しいが、今の労働運動の力量低下を示すもの。これを労働運動再建の再出発点にしよう」と訴えた。参加者も一人ひとりが怒り、悔しさ、決意などそれぞれの思いを述べ新事務所での活動へのステップにした。
▽新事務所の住所 〒660―0876 尼崎市竹谷町2―183 リベル3階 電話06―4950―0071
写真:センターの閉鎖を許してしまったのは労働運動が弱体化しているからだ」と訴える小西事務局長=9月27日、尼崎市
- 第17回働く女性の交流集会 10.27
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今年の「働く女性の交流集会」では「職場にゆとりを取り戻そう―あなたの心と身体は元気?」をテーマに、精神科医の香山リカさんが講演する。
連絡先は078‐360‐4674
- 10月27日(日) 13時30分〜16時40分
- ひょうご共済会館5F
- 参加費:1,000円
- 講 演:香山リカさん(精神科医、立教大学現代心理学部教授)
他に職務報告(自治労、民間、ユニオン他)など
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