「新社会兵庫」 2月26日号
- 県パート・ユニオンネットワークがパート春闘キャラバン
-
地域ユニオンや自治労臨職評、自治労有志単組らでつくる兵庫県パート・ユニオンネットワークは9日、神戸市内で「パート春闘キャラバン」に取り組んだ。非正規労働者の労働条件改善に向けた「パート春闘キャラバン」行動は、1991年の県ネット結成時からの恒例行事だ。この日、県内から約70人が集まり、デモや街頭でのアンケート調査の取り組みなどでパート労働者らの均等待遇実現や労働組合への加入を訴えた。
午後1時から神戸市三宮の東遊園地・噴水公園で開かれたミニ集会には県内の23組合から約70人が結集。今年は、南あわじ市や篠山市などから初参加もあった。
ミニ集会は上山史代代表委員の司会で始まり、各地からの活動報告の後、例年以上にデコレーションを工夫してデモに出発。アピールを片手に元気よくシュプレヒコールをあげ、歌を歌いながら、JR元町駅まで行進した。
はじめての参加者からは「女性が多くてびっくり」「楽しかった」などの感想が寄せられた。
その後、元町駅東口前広場で賃金に関するアンケート調査に取り組んだ。
現在の兵庫県の最低賃金は749円。求人誌でも750円が急増する中で、最低賃金では月収で13万円ほどの収入にしかならない。アンケートでは、みなさんの時給は?満足度は?生活できる?などを質問した。結果、正社員が9人、非正規社員が4人答えてくれた。回答結果は次の通り。
- 「1日の労働時間」が9〜12時間と答えた人が3人おり、いずれも正社員であった
- 週7日働いている(休んでいない)人がいた
- 非正規社員の時給は全員が850円〜900円で、全員が「不満だ」と回答した
- 「ボーナスがない」は8人で、正社員でもボーナスのない人がいた
- 「退職金」は、非正規社員にはほとんどなかった
- 「年休」について、ないと答えた人が6人、あるが取れないと答えた人が2人
- 「言いたいこと」では、休みがほしい=A年休を取れるようにしてほしい=A税金で引かれる金額が多すぎる≠ニいう意見があった
足を止めてアンケートに答えてくれる人は少なかったが、時給への不満も高く、「年休がない」と答えた人もおり、非正規労働者の権利向上へ活動を強めていく必要性を感じた。
(H・T)
写真上:デモ出発前のミニ集会=2月9日、神戸市、噴水公園 写真下:繁華街をデモ行進=2月9日、神戸市・三宮
- 神戸空港開港7年抗議集会
2月16日で開港7年を迎えた神戸空港をめぐり、その建設に反対してきた市民団体は15日昼、開港時から続けてきた神戸市役所前での抗議集会を今年も開いた。「開港7年を問う」として、破綻状態がすすむ神戸空港の財政上の問題点などを指摘するとともに、市に対しては、神戸空港の失敗を認め、すべての情報を公開し、需要予測見通しや財政計画を検証・見直すことなどを求めた。
今年度の旅客数は、需要予測である403万人には遠く及ばない約240万人(現在の実績から推計)。また、空港管理収支も機材の大型化は進まず、11年度決算では着陸料収入は当初の管理収支計画の約9億円減。12年度は、前年度に引き続き、他会計である新都市整備事業会計から7億5千万円の資金を繰り入れないと収支が保てない状況に追い込まれている。さらに、土地が売れない空港島をめぐっては14年までには1982億円の借金を返済しなければならず、またまた新都市整備事業会計からの流用と借り換えを行う予算となっている。12年度は280億円の返済に200億円を借り換える。
集会には市民団体や新社会党、共産党の両党市議団など21団体が賛同、参加団体がリレートークで空港問題を訴えた。新社会党市議団からは粟原富夫市議が、空港の惨たんたる現状は、かつて市民の住民投票の求めを拒否したツケだと訴えた。
写真:7回目となった神戸市役所での神戸空港開港抗議集会=2月15日、神戸市役所前
- 新社会党県本部が合宿交流会
-
新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は2月2日、3日の両日、昨年に引き続き合宿形式の党建設交流会を三木市内で開いた。
1日目は粟原委員長のあいさつに続き組織部長が「交流会の意義」を提起。活動報告(T)として、職場学習会の組織化を通じた若手の活動家づくりを進めてきた党員の活動報告のほか、県本部青年委員会と同女性委員会からそれぞれの委員会活動の現状と前進面などが報告された。
その後、参加者は「党総支部・支部活動」と「党員交流」の2つのテーマに分かれて分科会を行なった。各総支部・支部が発行している通信や宣伝物なども持ち寄られ、具体的な党活動の経験報告と交流を深めた。
夜の懇親会を経て、2日目は活動報告(U)として、平和運動と党のかかわり、総支部活動の2つの報告があり、各分科会の報告も行なわれた。
最後に、交流会を集約して丸山清成・県本部党建設推進委員長が、「お互いが学び合える活動やがんばりの交流はできたが、今後の統一的な課題として、機関紙の拡大運動にもっと積極的に取り組んでみよう」と訴えた。
写真:総支部活動や党員ひとりひとりの党活動を持ち寄った交流会=2月2日、三木市
- さようなら原発・兵庫
-
「さようなら原発・兵庫」(さようなら原発1000万人アクション兵庫県実行委員会)は14日、神戸市勤労会館で労組・地区代表者会議を開き、福島の現状について考えるとともに、脱原発運動の今後の課題などについて協議、当面の活動方針を確認しあった。
会議では、服部良一・前衆議院議員から安倍政権の原発政策の行方としていくつかの要点の整理、問題提起が行なわれた。このなかで、大間原発や上関の新規建設問題、原発の海外輸出問題、活断層の評価問題、「新安全基準」の施行など規制委員会の動き、使用済み核燃料の処理問題、子ども・被災者支援法などが取り上げられた。
同実行委員会は、3月11日に元原子力プラント設計者で原発に警鐘を鳴らし続けてきた後藤政志さんを講師に招いて公開学習会を開く。
- 脱原発はりまアクション
東日本大震災・原発人災から2年を迎えようとする今なお、32万人の人々(うち原発避難者16万人)が仮設などでの生活を余儀なくされているにもかかわらず、マスコミには福島、東北・関東地方など高放射線量の地域でいまだに過ごさなければならない人々、強制・自主避難された人々の生活、生きることの苦しみはほとんど報道されていない。
そんななか、市民団体「脱原発はりまアクション」はこの間、月1回のペースでミーティング(「いっしょにやってこミーティング」)を重ねながら、「関金行動」(毎週金曜日夜の関西電力姫路支店前での行動)をはじめ、さまざまな集会、行動に連続的に取組んできた。
1月19日には椎名千恵子さん(「子どもを放射能から守る福島ネット」世話人)から報告を受け、同26日にはフリージャーナリストの守田敏也さんを招き、「放射線被曝の恐ろしさとは?―子どもたちを守るために―」と題する講演を受けた。椎名さんからは、現地福島の実情(子どもの病状、除染の問題、裁判闘争―集団疎開と原発告訴団―、共同病院設立など)を話してもらった。守田さんからは、内部被曝の怖さはもとより、今回の大震災を教訓に「これからも起きる災害時のシミュレーションをつくることは東北との距離感を縮めることになるのでは」との提起も受けた。
大震災から早くも2年、「脱原発はりまアクション」は、「やはりまわりの人に震災・原発の現状を知ってもらうことが大事」と3・10のつどいを開く(13時30分〜16時30分、加古川市・県総合庁舎内「たぱす」)。講師には再度、守田敏也さんに来てもらう。ぜひご参加を。
(加古川・菅野逸雄)
写真上:毎週金曜日夜の関電姫路支店前の行動=2月8日、姫路市 写真下:守田敏也さんの講演会=1月26日
- 「憲法たんば」と「ひょうご丹波・憲法を生かす会」が共催
昨年1月の小出裕章講演会に続いて、1月24日夜、篠山市民センターで「原発に頼らない社会へ」をテーマに講演会が開かれた。講師には環境活動家の田中優さんを招いた。今回の講演会は「憲法たんば」と「ひょうご丹波・憲法を生かす会」が共催、150人が参加した。
田中優さんは、「なぜ電力会社は原発を作りたがるのか?」「原子力発電はホントに安いのか?」「原発が動かないと電力不足や大規模停電が起きるというのは本当か?」などについて分かりやすく解説した上で、原発に頼らない社会をつくるために私たちにできることを詳しく話した。
参加者からは「原発はいらないことが理解できた」「諦めていた将来に少しは希望が持てるようになった」「希望のもてる講演で、来て良かった」「原発に頼らない生活のヒントが得られた」「知らなかったことが分かり、未来へのイメージが湧いてきた」「質疑応答もとても勉強になった。私たちが現実的にできそうなことが紹介され、とても前向きになれそうだ」「自然豊かな環境に恵まれた丹波でできることがたくさん見えてきた」などの感想が寄せられ、講演会は大好評のうちに終わった。
なお、講演の要旨がブログ「憲法たんば」に掲載されているのでぜひ参照されたい。(K)
写真:150人が参加した田中優さんの講演会=1月24日、篠山市民センター
|