- 国際反戦デー 兵庫県集会
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県内の労働組合や市民団体などで構成する「平和憲法を守る兵庫県連絡会」(事務局団体=自治労兵庫県本部、兵庫医労連、全港湾関西地本、神戸新聞デイリースポーツ労組、平和のための市民行動)が呼びかけた「国際反戦デー兵庫県集会」が10月30日、兵庫県民会館で開かれ、オスプレイ配備反対をアピールした。集会では、『オスプレイとは何か』などの著者である石川巌さん(軍事リポーター、元朝日新聞記者)が講演し、オスプレイの危険性やその沖縄配備が持つ差別構造の問題などについて明らかにした。 「国際反戦デー」とは1966年10月21日、当時のナショナルセンター総評が「ベトナム反戦統一スト」を実施し、アメリカのベトナム戦争反対を世界的にも呼びかけたことに由来する。以降、10月21日を「国際反戦デー」として、反戦・平和運動の催しが各地で取り組まれてきたが、兵庫県では今年は日をずらして集会が実施された。
集会では、オスプレイの配備強行に焦点をあて、その反対運動を強めようと、米軍の低空飛行訓練の実態やオスプレイなどの取材をつづけてきた石川巌さんの話を聞いた。
石川さんは、先ず、墜落事故やパイロットミスが多いオスプレイの無理な飛行原理や構造上のアンバランス、オートローテーション機能がないなどの危険な点を指摘。そのオスプレイが日米安保に規定されて「日本に文句は言わせない」とばかりに沖縄に強行配備され、「日米合意」違反の飛行訓練を続けている実情にも触れた。そして、オスプレイの任務として敵地への強襲輸送や人質奪還などがあることを紹介。また、日本全土上空に広がる低空飛行訓練ルート(ピンク、グリーン、ブルー、オレンジ、イエロー、パープル、そして今回のオスプレイ訓練ではなぜか消されているブラウンと色別に命名されたルート)とエリア型訓練空域、さらに洋上訓練空域などについても説明し、ルート型飛行訓練では航法訓練と同時にダム、発電所、建物のほか、学校、列車、乗馬訓練、地域のイベントなどをもターゲットにすることを自らの取材に基づいて紹介した。そして、この低空飛行訓練は、日本の自然豊かなふるさととその住民のくらしを破壊する、とんでもないものだと糾弾した。
最後には、オスプレイ配備の最大の問題点はその危険性以上に、つねに沖縄に犠牲を押し付けてきた沖縄に対する本土の関係だと、締めくくった。写真:スプレイ配備の危険性や問題点を考えあった兵庫県集会=10月30日、兵庫県民会館