「新社会兵庫」 11月22日号
「JAL闘争に連帯する兵庫の会」結成
 日本航空が昨年の大晦日に165人もの大量の乗務員の整理解雇を強行したことで、解雇は不当だとして148人の被解雇者が原告となって解雇撤回を求めて提訴し、裁判闘争を闘っていることに対し、この闘争と原告団を支援し連帯を広げようと、「日本航空(JAL)解雇撤回闘争に連帯する兵庫の会」(略称=「JAL闘争に連帯する兵庫の会」)の結成集会が11月1日、神戸市勤労会館で開かれた。約70人が集まって会を発足させた。

 結成集会では、会の準備会を代表して小西純一郎ひょうごユニオン委員長(その後の議事で会の代表に就任)のあいさつののち、「今、なぜ『掃討作戦』か。反撃の構えと陣形構築を」と題して佐野修吉さん(準備会事務局長。同じく会の事務局長に就任)が問題提起を行なった。佐野さんは、JALの解雇攻撃に見られる、モノ言う労働者、闘う労働組合の排除=“掃討作戦”とも言うべき資本の側の強い構えと、これとの闘争の意義などを明らかにし、兵庫でも同じような攻撃を受け、それと闘っている仲間たちや支援の人々の連帯の必要性を訴え、反撃の強化を呼びかけた。また、世界の動きにも言及し、とてつもない格差問題に世界の労働者が反撃に立ち上がっていることへの注目を促した。
 その後、闘争報告としてJAL解雇撤回闘争原告団の鈴木圭子さんが年内には結審予定の裁判闘争の焦点と現状を報告し、支援を訴えた。
 さらに、会社解散・全員解雇、工場休止・整理解雇などの攻撃に対決して闘争を続けている兵庫県内の闘いとして、全港湾神戸支部姫路伊藤分会、あかし地域ユニオン東亜外業分会、関西ソフラン化工労組の各代表がそれぞれの闘争の現状を報告して相互の連帯感を広げた。また、大阪教育合同労組からも「橋下独裁府政」のもとで提案された「教育基本条例」や「職員基本条例」との攻防にもとづき連帯のアピールが行われた。
 集会では、会は目的に賛同する個人・団体で構成、会費は年1口3千円とし、事務局をひょうごユニオン内(078‐382‐2116)に置くことなどを含む会則と役員体制を決めた。

写真:必要のなかった整理解雇で不当解雇だと訴えるJAL解雇撤回闘争原告団の鈴木圭子さん=11月1日、神戸市勤労会館

◆JAL解雇撤回闘争
 日本航空(JAL)は昨年12月31日、パイロット84人、客室乗務員81人の計165人の整理解雇を強行した。会社更生手続きに入っていたとはいえ、希望退職応募者数は目標を大きく超え、史上最高の利益も見通されていた(今年3月末決算では1800億円超の黒字)。解雇の必要は全くなかったことは明白で、稲盛和夫会長自身、2月の記者会見でそのことを認めている。この不当解雇に対し、148人が原告となり、乗員不当解雇撤回裁判と客乗不当解雇撤回裁判の2つの裁判が並行して行なわれている。
憲法を生かす自治体議員の会
 「憲法を生かす自治体議員の会」は、脱原発へ自治体でどう取り組むかという視点から政策学習会を11月7日、神戸市勤労会館で開いた(9プラス25改憲阻止市民の会と憲法をひろげる兵庫県民会議が共催)。学習会には兵庫県内だけでなく大阪府・茨木、高槻や京都府・宇治などからも市会議員が参加、市民運動の活動家らとともに学習した。
 講師を務めたのは山崎昌子さん(日本消費者連盟関西グループ)と滋賀県議会議員の澤田たか子さんの2人。山崎さんは、約20年にわたって原発問題で関電と交渉するとともに、反原発運動が沈滞していた90年代にも運動に取り組み、原発立地県、隣接県を除いては初めての原子力防災計画を兵庫県につくらせた運動の経験などを報告。澤田さんは4月の選挙後から自分の会派で取り組んできたさまざまな原発関連問題の調査、宣伝活動などを報告。とくに滋賀県の原子力防災計画の取り組みに注目が集まった。
 政策学習会は今後も脱原発を課題に続ける。
 連絡先は、あわはら富夫神戸市議090‐1597‐2992、北上哲仁川西市議090‐3613‐7069
写真:滋賀県の原子力防災計画の策定に向けた取り組みなどを報告する澤田たか子滋賀県議=11月7日、神戸市勤労会館
「さようなら原発・兵庫」の県下統一署名行動
 先月に引き続き11月も「さようなら原発1000万人アクション兵庫県実行委員会」(略称「さようなら原発・兵庫」)の呼びかけによる県下統一行動が11月11日、各地で取り組まれた。11日以外にも地域の事情などでその前後に行なわれたところもあり、全部で16カ所での行動となった。以下は、東播磨からの報告。
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 脱原発東播磨アクションは、「さようなら原発・兵庫」の呼びかけによる県下統一行動を、11日に先立つ5日、JR加古川駅前で取り組んだ。
 かなり激しい雨が降る中での署名行動となったが17人の参加で101筆の署名を集めることができた。
 参加者からは、「『放射能から子どもを守ろう』『原発は停める以外にない』と雨の中、声をかけ続けていると、塾通いの中学生が、署名してくれただけでなく仲間にも声をかけてくれた。そして、私に向かって手を出して来る。私は何の意味か分からなかったところ、『がんばって下さい』と握手を求めてこられ、私も思わず嬉しくなってにっこり笑いながら握手した。今回の署名活動は朝から雨が降り続け気分も乗らなかったが、この“握手”で気分も晴れ、疲れも吹っ飛んだ気がした」と感想が寄せられている。
 また、石川県や福岡市の人も「原発は早くなくなって欲しい」と快く署名をしてくれた。 12月は11日が日曜日なので、東播磨では署名行動のほかパレードも予定している。
(藤井)
写真:強い雨にもかかわらず100筆以上の署名を集めた東播磨の行動=11月5日、加古川市
市民らが企画・主催
 「護憲派の原和美、神戸の地で保守系論客と激突」―。こんなコピーを掲げた「『VS原和美』トークライブ」が6日、神戸市勤労会館で開かれた。企画・主催したのは昨年の参議院選挙で原和美さんを応援した市民らがつくる実行委員会。
 原和美さんは、右翼団体、一水会顧問の鈴木邦男氏、元刑事でテレビコメンテーターなどを務める飛松五男氏と「対論:いま、原発・憲法を語る」と題して原発問題や憲法9条をめぐり自衛隊のあり方などを論じあった。原発問題では鈴木氏も脱原発の運動を展開しており対立はしなかったが、自衛隊の方向づけではふつうの軍隊か災害救助隊かで大いに論戦となった。
写真:原発や憲法9条をめぐる問題などをめぐって原和美さんと保守系論客がトークライブ=11月6日、神戸市
全国農業問題連絡会が総会 岐阜
 新社会党員らでつくる全国農業問題連絡会(岩中伸司会長)の第9回総会と視察交流会が5、6日の両日、岐阜県下呂市で開かれ、兵庫から11人が参加した。
 総会では、@新社会党の農業政策確立のための研究会の開催(2月京都、4月東京)、A消費者を含む農業、食料、環境などをテーマにした研究会などサークルの結成を進め、組織の拡大を図る、BTPP反対の運動強化、C来年の10回総会を奈良県で開催することなどを確認した。
 討論では「家庭菜園に取り組む近所に苗や種を配り交流するなかで会員を拡大している」(千葉・農業に親しむ会)、「試験的に1・5eの放棄田を活用してさつまいもを栽培、いも焼酎づくりに取り組んでいる」(千葉県長生村)などの取り組み報告が行なわれた。また、香川からは「3人の娘から生きているうちに農地や山林などすべて処分して。私たちは引き継げない、と言われショックだった」と報告されたが、全国的に中山間地を中心に、相続されずに放置されていることが指摘された。このほか、奈良、京都、熊本などから、学習と交流、収穫祭の取り組みなどについて報告された。
 兵庫からは、総会の持ち方や結成からの記録の整理などについて意見表明があったほか、米価の動向と戸別所得補償制度について文書報告した。また、西村省吾・顧問からは、「全国総会を各地で開き学んできたが、その特徴は、生産から流通・消費まで、本来国がやるべきことを農家が個別にやっていることだ。とくに、有機農業を軸にした産地間競争が強まっている」などと指摘された。
 視察交流では、山あいの棚田で発見された突然変異のコメをこの10年でブランド米「龍の瞳」に育てた同市の今井隆さんの講演を聴きながら、魚沼産コシヒカリより高値という「龍の瞳」を試食、意見交換した。
(浩)
写真:全国各地の農業問題での学習・交流や収穫祭の取り組みなどを報告しあった第9回総会=11月6日、岐阜県下呂市
全国女性党員交流会 埼玉
新社会党女性委員会は10月29、30日の両日、第11回全国女性党員交流会を埼玉県で開き、全国から約60人が参加した。兵庫県本部からは5人が参加した。 1日目、同委員会委員長の本池奈美枝さんのあいさつのあと、今年7月に新書記長に選ばれた長南博邦さんも駆けつけ情勢報告。その後、女性史研究家の鈴木裕子さんが「山川菊栄から学ぶもの」のテーマで講演した。 夜の分散会では職場や運動などについて自由に討論。ある参加者は「今、世の中は厳しいが、私たちには何もない時代に山川さんが護ってきた憲法と法律がある。それを今日思い出し、勇気付けられた」と感想を語った。 2日目は茨城県東海村の反原発運動をはじめ各県から活動報告。大貫静子事務局長によるまとめの中で、「党はまだまだ女性対策が弱い。今後さらに強めていく」ことなどを確認して閉会した。 兵庫からの参加者は交流会終了後、経済産業省前で行われていた「原発いらない福島の女たち〜100人の座り込み」アクションを激励、全国の女性たちとともに脱原発をアピールした。アクションには俳優の山本太郎さん、音楽評論家の湯川れい子さんらも応援に駆けつけ、会場は多くの人で賑わっていた。
(彩)
写真:「オジサンの党」にならないように女性対策をさらに強めようと確認しあった全国女性党員交流会=10月29日、埼玉県
インフォメーション

■教育労働講座2011

  • 日時=11月26日(土)午後1時30分〜4時30分
  • 場所=新長田勤労市民センター・3階講習室(JR新長田駅南西・ジョイプラザ3階)
  • 講演=「生かされなかった教訓―東日本大震災と学校」/相沢瑞男さん(宮城県教員)
  • 主催=教育労働運動研究会078‐631‐6549

■東日本大震災支援 健康まつり

    11/27(日)
    午前 チャリティー・フェスタ
  • 10時〜12時
  • ろっこう医療生活協同組合本部、灘診療所周辺
    午後 紙ふうせん チャリティ・コンサート
  • 13時30分開場 14時開演
  • 王子動物園ホール
  • 2000円・全席自由席(先着300席)
  • 主催=ろっこう医療生活協同組合078‐802‐3424

■新社会党公開時局講演会「世界経済の現状とTPPを考える」

    講師=伊藤 誠さん(東京大学名誉教授)
  • 日時=12月3日(土)14時
  • 場所=兵庫県私学会館
  • 参加費=500円
  • 主催=新社会党兵庫県本部 078‐361‐3613

■広瀬 隆さん語る
「福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖」

  • 日時=12月4日(日)13時30分
  • 会場=新長田勤労市民センター
  • 参加費=一般1000円 若者(30歳未満)500円
  • 主催=12.4平和集会実行委員会 078‐360‐4674