「新社会兵庫」 10月25日号
さようなら原発1000万人アクション兵庫県実行委
 「さようなら原発1000万人アクション兵庫県実行委員会」は、「さようなら原発1000万人署名」運動を県内でさらに広げようと、10月から来年2月までの毎月11日を統一行動日として街頭署名行動を行なうことを行動方針の一つにあげていたが、その皮切りとして10月11日の午後6時から7時の1時間、県内14の主要駅頭で署名行動に取り組んだ。
写真:「さようなら原発1000万人署名」の運動をさらに広げようと兵庫県内14ヵ所で統一行動が取り組まれた=10月11日、JR六甲道駅前

 この日、行動が実施されたのは尼崎、宝塚、芦屋、神戸(9ヵ所)、加古川、姫路の14の駅頭(明石は9日に実施)。秋のこの時節、夕方の6時といえばすでに日も落ち、場所によっては相当暗いところもあったが、携帯用の照明器具なども用意して、ハンドマイクやメガホンなどで脱原発の署名を呼びかけた。
 署名用の画板を持って通りかかるひとりひとりに声をかけて署名のお願いをする取り組みが行なわれるなか、高校生が署名に応じてくれたり、「チラシの印刷には金もかかるやろ」とカンパをしてくれるなどの光景も見られた。傾向的にはこれまでと同様、署名に応じてくれるのは圧倒的に女性が多いということが共通している。
 夏からの取り組みで、兵庫県実行委員会には9月末時点で2万筆を超える署名数が集約されているが、1千万人の目標を考えると、今後、そうとうの広がりが必要とされる。東京・明治公園での「9・19 全国集会」への6万人結集の成果を踏まえ、脱原発≠フ気運をさらに広げるために、地域でのさまざまな学習会のほか、兵庫県実行委員会としては県内の中・北部でのキャラバン行動やチェルノブイリ、フクシマの原発事故の写真展示会などを企画している。

写真:上からJR垂水駅前、地下鉄名谷駅前、JR兵庫駅前の行動=10月11日
デモでも訴え 熟年者ユニオン
 熟年者ユニオン(山村ちずえ会長)は03年11月以来毎月1回、福祉や平和の問題などその時々の課題を市民にアピールするためにサンドイッチマンデモを定例的な行動として続けている。
 87回目を迎えた10月14日には、福島原発事故を受け、関西電力は停止中の原発の再稼動や原発推進はやめるべきだと訴えるため、いつものデモコースを変更、関西電力神戸営業所前を通るコースを取って脱原発≠アピールする予定だったが、あいにくの強い雨のため、デモはいつもの三宮センター街を通り抜けるコースとなった。
 参加者が着けたゼッケンには「原発NO!」「原発依存のエネルギー政策を転換せよ」「活断層の上に54基の原発はいらない」など、脱原発を訴える内容が目立った。
 デモと並行して、関西電力に対しては山村会長ら代表者が神戸営業所を訪問して以下4点の申し入れを行なった。@稼動開始から30年以上を経過した原発はただちに廃止すること、Aそれ以外の原発は期限を限定し、早い時期にすべての原発を廃止すること、B原発を新・増設せず、定期検査で停止した原発は再稼動させないこと、C今後の電力供給等については、原発を廃止し再生可能エネルギーへの転換を図ること。
 デモを終えた参加者たちは「関電前のデモができなくて残念」「次回は必ず関電前に行こう」などと語っていた。
写真:三宮センター街を「原発のない社会をつくろう」とアピールする熟年者ユニオンのデモ=10月14日
「9プラス25市民の会」が会員集会
 「9プラス25改憲阻止市民の会」(原和美・世話人代表)は10月8日、再開・第2回会員集会をひょうご共済会館で開き、脱原発闘争の今後の取り組みなどについて話し合った。
 集会は、大島淡紅子・宝塚市議の司会で進められ、原和美世話人代表のあいさつののち、小出裕章さんの講演「被曝の時代―福島原発事故」収録のDVDを観た。
 つづいて、「さようなら原発1000万人アクション」の取り組みについて、松枝佳宏事務局長がこれまでの活動の中間集約を報告するとともに、今後の活動に関する課題や行動の提起などを行ない、みんなで話し合った。9月5日〜11日に取り組んだ神戸・三宮での街頭署名行動では延べ115人が参加し、1338筆が集まったことが報告された。
 また、今後の活動として、「9プラス25改憲阻止市民の会」の第2次、第3次の連続街頭署名行動をそれぞれ12月5日〜11日、来年2月6日〜12日の期間、いずれも神戸・三宮(マルイ前)で13時〜15時の時間帯で行なうことや次回の会員集会を12月11日に開くことなどを決めた。
写真:2次、3次の連続街頭署名行動の実施も決定=10月8日
新社会党 青年学生委員会
 新社会党青年学生委員会が年1回の恒例行事として取り組んでいる全国交流会(第8回)が10月15日、16日の両日、神戸市灘区内で開かれ、地元兵庫をはじめ全国から約30人の青年党員が参加した。参加者は、職場や地域ユニオンで労働運動に取り組む党員、今年4月に党公認で東京区議選に立候補、初当選した32歳の福田光一・北区議や中部地方では政令市を除き最年少市議として初当選を飾った25歳の石川翼・安城市議ら自治体議員、党中央本部や県本部の若手職員、入党して間もない自営業の青年党員など多彩な顔ぶれ。
 この全国交流会を受け入れるため、兵庫県本部青年学生委員会は準備委員会を立ち上げ、受け入れの諸準備を進めてきた。
 1日目、松枝佳宏・中央本部委員長らのあいさつののち、青年学生委員会事務局から基調提起を受け、学習会を積極的に組織し、青年学生委員会が党員拡大の先頭に立つこと、脱原発闘争に全力あげることなどを取り組み課題として確認した。
 さらに、職場レポートとしてNTTで働く党員の報告を受け、3つの分散会で討論を行なった。
 夜の懇親会も和やかに交流がはずみ、その場で2人の青年が入党した。
 2日目は、今日の政治状況について、とりわけ原発問題を軸にして宮川敏一・新社会党労働運動委員長の講演に学んだ。その後、各県からの活動報告がつづき、来年は東京で開催することなどを確認しあって閉会した。
写真:党員拡大の戦闘に立とうと決意しあった青年の第8回全国交流会=10月15日、神戸市内
鎌仲監督も講演 10.1高砂市
 9月17日の「脱原発東はりまのつどい」にひき続き、「『ミツバチの羽音と地球の回転』の上映及び鎌仲監督の講演会」を1日、高砂市・生石研修センターで持った。今回の催しは、市民団体「ピースチェーンはりま」とともに実施したもので、参加者は160人を超える盛況となった。
 映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映後は鎌仲ひとみ監督の講演とトーク。「福島の皆さんが国から捨てられているという思いを持っている」との鎌中監督の言葉が頭から離れず、福島の人たちを孤立させない取り組みが私たちには必要だと実感した。
 今回、主催者が一番気をつけたのが会場からの質問・交流という点で、そのため、受付時に質問用紙を配布し、監督に答えてもらうという形式を取った。多くの質問が寄せられ、監督が直接答えてくれた。「自分たちは何をすれば良いのか?」との問いに、「地元自治体に呼びかけ、小さなプロジェクトでも自治体のどこかの施設を自然エネルギーに転換するというような取り組みもあってもいいのではないか」との監督の答が印象に残った。参加者からは「監督の話が分かりやすかった」との声が多く寄せられた。
 この集会は、「ユーストリーム」(IWJ_HYOGO1で検索)という独立放送局で生中継された(いまは録画で見ることができるのでぜひ見てほしい)。
(菅野)
写真:講演する映画監督の鎌仲ひとみさん=10月1日、高砂市
ひょうご地域労働運動連絡会ら4団体
 ひょうご地域労働運動連絡会(岡崎進議長)、ひょうご労働法律センター(上原康夫代表)、ひょうご労働安全衛生センター(神田雅之理事長)、ひょうごユニオン(小西純一郎委員長)の4労働団体は、労働者にとってのより良い労働行政を求め、昨年に引き続き今年も兵庫県内に11あるすべての労働基準監督署との交渉(意見交換)を9月8日から10月14日にかけて行なった。
 労基署に申し入れを行い交渉するという昨年の取り組みは、関係労組にとっては23年ぶりのことで、統一行動として全労基署と対応するのは初めてのことだった。この取り組みで明らかになったのは、労働基準法違反の事案の多さとそれに対応する監督官らの人員不足など、労働行政の態勢の不十分さだった。各署で明らかになった実情をもとに、昨秋には兵庫労働局との間でも意見交換の場を持ち、それら一連の取り組みはコミュニティ・ユニオン全国ネットワークが行う厚労省との交渉にも生かされた。
今年は6月に、昨年の取り組みをもとに兵庫労働局と交渉、8月中には各労基署に申し入れ、今回の交渉となった。各署の態勢、労働基準方面、労災方面に関するさまざまな項目およぶ質問内容に対しては資料・統計も含めた回答が行なわれ、データ的な概要は把握できたが、申告や相談の件数の多さ、その根源である悪質な経営者に対応するには労働行政の現場としての態勢は不十分なものである。
 黒崎隆雄・ひょうご地域労働運動連絡会事務局長は、賃金不払い事案とその「解決不能」件数の多さが目立ち、大きな課題になっているのではないかと指摘する。
写真:労働基準監督署から報告と説明を受けて意見交換を行う労働団体のメンバー=10月14日、神戸東労基署内
神戸 姫路 東播磨 但馬
 労働大学近畿支局は、「2011労働大学」の講座を神戸、姫路、東播磨、但馬の4地区で以下の通り開講する。新社会党兵庫県本部、I女性会議兵庫県本部などが後援している。すでに始まったところもあるが、問い合わせは、電話078‐361‐5051(労働大学近畿支局)まで。
《神戸講座》
▼期間/時間=@10月20日(実施済み)A27日B11月2日(水)C10日D17日E24日の毎週木曜日(Bだけは水曜日)(全6回)/午後6時30分〜8時30分
▼会場=@Cは神戸市立婦人会館、ABDEは神戸市立総合福祉センター(2つは同じビル内)
▼講義テーマ/講師=@世界経済はどうなる/佐野修吉(実施済み)A労働者のものの見方、考え方/今村稔B原発 崩れた安全神話と今後のエネルギー政策/米岡史之C職場のメンタルヘルス/西山和宏D非正規労働者と労働組合/塚原久雄E私たちのくらしと政治/粟原富夫
▼受講料=4100円(聴講料1回800円)
《姫路講座》
▼期間/時間=@10月17日A24日(@Aは実施済み)B31日C11月7日D14日E21日の毎週月曜日(全6回)/午後6時30分〜8時
▼会場=花の北市民広場
▼講義テーマ/講師=@職場のメンタルヘルス/西山和宏A原発 崩れた安全神話と今後のエネルギー政策/米岡史之(@Aは実施済み)B非正規労働者と労働組合/塚原久雄C働くものの権利/赤松範夫D世界の労働運動の現状/佐野修吉E私たちをとりまく情勢と課題/今村稔
▼受講料=4100円(聴講料1回800円)
《東播磨講座》
▼期間/時間=@11月7日A14日B21日の毎週月曜日(全3回)/午後6時30分〜8時30分
▼会場=加古川市勤労会館201
▼講義テーマ/講師=@経済情勢/津野公男A非正規労働者と労働組合/黒崎隆雄Bもの言わせぬ組合つぶし/佐野修吉
▼受講料=2000円(聴講料1回800円)
《但馬講座》
▼期間/時間=@11月10日A17日B24日の毎週木曜日(全3回)/午後6時30分〜8時
▼会場=豊岡市民会館
▼講義テーマ/講師=@福島原発問題/小島修二A教育に対する政治介入/美佐田和之B労働安全衛生委員会/西山和宏
▼受講料=2000円(聴講料1回800円)
インフォメーション

■2011社会主義ゼミナールin近畿

  • 日時=10月30日(日)午後1時30分
  • 場所=大阪・PLP会館(JR環状線「天満駅」下車5分、地下鉄堺筋線「扇町駅」下車3分)
  • 講演=「橋下流『ハシズム』にどう対抗するか―許すな!『君が代条例』『職員基本条例』『教育基本条例』」/大内裕和さん(中京大学国際教養学部教授)
  • 資料代=1000円
  • 主催=同ゼミナール実行委員会06‐6353‐3072

■「JAL闘争に連帯する兵庫の会」結成集会

  • 日時=11月1日(火)午後6時30分
  • 場所=神戸市勤労会館308号
  • 内容=@問題提起「今、なぜ『掃討作戦』か。反撃の構えと陣形構築を」/佐野修吉さん(「兵庫の会」準備会事務局長)A闘いの報告/JAL闘争原告団、全港湾神戸支部姫路伊藤分会、あかし地域ユニオン東亜外業分会、関西ソフラン化工労組、大阪教育合同労組
  • 参加費=500円
  • 主催=「JAL闘争に連帯する兵庫の会」準備会078‐382‐2116

■憲法を生かす自治体議員の会・政策学習会
「脱原発 自治体でどう取り組むか」

  • 日時=11月7日(月)午後2時
  • 場所=神戸市勤労会館404号
  • 講師=澤田たか子さん(滋賀県会議員)、山崎昌子さん(日本消費者連盟関西グループ)
  • 参加費=議員1000円、非議員500円
  • 主催=憲法を生かす自治体議員の会
  • 共催=9プラス25改憲阻止市民の会、憲法を広げる兵庫県民会議
  • 連絡先=あわはら富夫090‐1597‐2992、北上哲仁090‐3613‐7069

■教育労働講座2011

  • 日時=11月26日(土)午後1時30分〜4時30分
  • 場所=新長田勤労市民センター・3階講習室(JR新長田駅南西・ジョイプラザ3階)
  • 講演=「生かされなかった教訓―東日本大震災と学校」/相沢瑞男さん(宮城県教員)
  • 主催=教育労働運動研究会078‐631‐6549