- 「東亜外業の仲間を支援する会」結成
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「組合つぶしの不当解雇は絶対に許さない」―業績悪化を理由に、労働組合との十分な協議もないまま希望退職、東播工場の休止、「整理解雇」を強行した東亜外業(本社=神戸市兵庫区)に対し、6月25日に不当解雇されたあかし地域ユニオン東亜外業分会の22人の組合員は8月、解雇撤回を求めて神戸地裁に提訴、裁判闘争に立ち上がった。この闘争を支えようと15日、「東亜外業の仲間を支援する会」の結成総会が明石市内で開かれた。集会には広く県内から81人が参加し、東亜外業分会の勝利に向けて最後まで共に闘おうと誓い合った。 今回の一連の事態には、明らかに会社側の労働組合に対する嫌悪感が貫かれている。
東亜外業東播工場には長らく労働組合がなく、前近代的な労務対策が続いていたが、09年11月にタイムレコーダー不正打刻をでっち上げ、ひとりの従業員を解雇しようとしたことをきっかけに、仲間が次々と組合に加入、10年2月に20人余りで、あかし地域ユニオン東亜外業分会が結成された。そして、同年8月に組合員数は従業員の過半数を超えた。
この事態を引き金のようにして、組合結成から約1年後の1月20日、会社は一方的に、4月1日からの工場休止を宣言し、残務整理に必要な人員20人を除く65人の希望退職の募集を開始した。3月末で37人がやむなく希望退職に応じたが、組合は残った28人(うち組合員は22人)の雇用の継続を求めて労働委員会闘争や抗議行動に取り組んだ。しかし、会社は方針を変えることなく、6月21日の団体交渉の席で「20人を残して28人は6月25日で解雇する」と通告、25日に解雇通知を郵送してきたのである。残った20人の中には組合員は一人も入っていない。
結成総会はこの間の東亜外業分会のたたかいの足取りを記録したDVDの上映から始まり、呼びかけ人を代表して岡崎進・明石地労協人権平和センター議長があいさつ。来賓あいさつののち、支援する会結成の趣旨や当面の取り組み方針などが中谷紀子・あかし地域ユニオン書記長から提案され、了承された。
代理人の上原康夫弁護士からは、今回の解雇がいかに特殊な「整理解雇」で、不当かが解説され、目的は組合つぶしにあることが明らかにされた。
同じような組合つぶし、全員解雇の攻撃と闘う全港湾姫路伊藤分会、関西ソフラン化工労組の各代表からも共に闘おうと連帯の訴えが行なわれた。
森崎分会長は「絶対に許せない。勝ちたい。ぜひ支援を」と訴えた。写真:勝利するまで闘い抜こう」と誓い合った支援する会の結成総会=9月15日、明石市