- ひょうごユニオンが定期総会/目標は2千人のユニオン
県内の7つの地域ユニオンなどで構成する「ひょうごユニオン」(小西純一郎委員長)は6月25日、神戸市勤労会館で第14回定期総会を開き、闘争報告も持ち寄りながらこの1年の活動を集約・総括するとともに、「2千人のひょうごユニオン」などを目標とする次年度の活動方針を決定した。
開会に先立ち、誠和学院による不当解雇と闘い、昨年12月に圧倒的な勝利和解を勝ちとった姫路ユニオン・市原直尚さんの闘争を記録したDVDが上映され、この日の最初の勝利報告となった。
開会後、小西委員長は1千人に至った今の到達段階を確認しながら、「まだ少数だが、前に進める力のあることに確信を持ち、激動の時期にきちんと反撃できる力をつけていこう」とあいさつした。
2人の来賓あいさつも闘争報告となった。ともに不当な会社解散・全員解雇の攻撃との闘いで、全港湾神戸支部姫路伊藤分会の高M健太分会長、関西ソフラン化工労組の宮田泰司委員長がそれぞれ地裁や労働委員会での審理、和解協議の状況などを報告し、連帯と支援の強化を確認した。
運営委員会からの活動報告・方針提案ののちも、不当解雇撤回闘争の勝利和解の報告と支援へのお礼の発言が続いた。あかし地域ユニオン・叶フーズの闘いと武庫川ユニオン猪名葬祭分会の闘いで、小川和夫・猪名葬祭分会長は「あきらめずに闘えば必ず勝つ」と参加者を勇気付けた。
また、あかし地域ユニオン東亜外業分会の仲間からは、この日、28人に対して指名整理解雇が通告されたこと、27日に解雇通知を突き返す抗議行動に取り組み、裁判闘争にも入っていくことが表明され、闘争への支援が訴えられた。
このほか、東日本大震災で、現地の労組、ユニオン全国ネットと共同で労働相談活動に取り組んできた活動なども紹介された。写真上:「もっと力をつけて前進していこう」と誓い合った定期総会=6月25日、神戸市勤労会館
写真下:総会から2日後、東亜外業の指名整理解雇の抗議行動の支援にかけつけたひょうごユニオンの仲間たち=6月27日、神戸市









「憲法たんば」(平和憲法を守る丹波地区連絡会)が発足して5年。「憲法たんば」は、改憲の動きが強まるなか、2005年6月に丹波市内で開かれた「平和憲法を守る丹波地区集会」を契機に結成準備が進められ、同年末の「映画 日本国憲法」上映会、06年6月6日の「たんば憲法集会」の成功を経て、06年6月23日、正式に発足した。
「ピースネット明石」(連絡先=明石地労協人権平和センター)が、明石空襲の跡を訪ねようと6月18日、「明石ピースウォーク」を開催し、約30人が参加した。
「第26回アジア労働者交流集会in神戸」が6月23日、神戸市勤労会館で開かれた。神戸学生青年センター、兵庫県社会労働運動センター、自立労連神戸支部による実行委員会の主催で毎年、初夏と秋の2回開催されている。
2日目は幸徳秋水の墓や絶筆碑と郷土記念館を訪れ、顕彰する会の方から説明と質疑の時間をもっていただいた。草むした小さな墓は、戦前は糞尿がかけられるほど疎まれたという。41才で処刑された、稀に見る知性は、その漢文詩と見事の一言に尽きる筆跡からも偲ばれる。権力者というのはなんともったいないことをするものだろうか。