「新社会兵庫」 2月22日号
- 関西ソフラン争議支援共闘が発足
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一方的な会社解散の攻撃と闘っている関西ソフラン化工労組(加古郡稲美町、15人)の争議を支援しようと7日夜、「関西ソフラン争議支援共闘会議」(略称・関西ソフラン支援共闘)の結成総会が加古川市勤労会館で開かれ、地域や産別から100人を超える支援者らがかけつけ激励した。同支援共闘は、全組合員の雇用確保をめざして闘いを進める。
同労組に会社から一方的に会社解散の協議が申し入れられたのが昨年9月。関西ソフランの製品販売を一手に取り扱ってきたソフランウイズ(東洋ゴムの完全子会社)が、2010年末でソフラン製品の販売から撤退することを決めたからというものであった。同労組は会社と団体交渉を持つ一方、実質的に関西ソフランを支配している東洋ゴム(本社、大阪市)に対しても団体交渉に応じるよう求めてきたが、東洋ゴムは「労使関係がない」「会社法にもとづく会社解散」などと主張し、団体交渉を拒否したままだ。
こうしたなか、同労組は、産別や地域共闘の仲間の支援を得ながら、毎週月曜日に東洋ゴム本社前で抗議行動、毎週水曜日には地元のJR土山駅前で宣伝行動に取り組む一方、昨年末に大阪府労働委員会に対し、東洋ゴム、東洋ゴム化工品販売(東洋ゴムの完全子会社)、関西ソフラン(東洋ゴム化工品販売の完全子会社)による不当労働行為(団体交渉拒否、組合つぶし)救済を申し立てた。
しかし、解散に向けて会社は態度を変えず、会社業務は12月末で終了、従業員は「就労免除」という状態に置かれている。1月14日の団体交渉では退職金の増額提案が出され、会社解散・全員解雇が現実に迫っている。
こうした事態を受け、この日の支援共闘の結成となった。化学関連協の呼びかけで県下各地から集まった支援者で会場が埋まったなか、呼びかけ人のあいさつにつづき、5人が連帯のあいさつ。救済申立代理人の上原康夫弁護士は、今回の事案の法的な問題の解説もしながら、支援共闘としての行動の強化を訴えた。同じような会社解散・解雇の攻撃と闘っている全港湾姫路伊藤分会やあかし地域ユニオン・東亜外業分会の仲間からも勝利まで共に闘おうと、連帯のエールが贈られた。
これまでの闘争経過と今後の活動方針が全体で確認されたのち、関西ソフラン化工労組の組合員が小さな子どもたちも含めた家族連れで登壇すると、会場からは激励の掛け声が飛び、連帯の大きな拍手がわき起こった。
そのなかで訴えに立った宮田泰司・同労組執行委員長は支援に対するお礼を述べながら「会社の身勝手な判断で家族の生活が奪われることは許せない。抗議行動などで受ける暖かい激励の言葉を力にして、会社の理不尽な攻撃に対して組合員は一致団結してがんばっていく」と決意を述べた。
支援共闘は、粟飯原(あいはら)隆・日本油料検定労組委員長を議長に、副議長には化学一般、ひょうご地域労働運動連絡会、東播労組交流会、全港湾神戸支部、加古川市職労、ひょうごユニオンの各代表が就き、事務局長は塚原久雄・化学関連協事務局長が務めるなどの役員体制を確認した。
写真:組合員とその家族が登場した前で決意を述べる宮田泰司・関西ソフラン化工労組委員長=2月7日、加古川市
- 不当解雇撤回求めた市原さんが勝利和解
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建築関係などの専門学校の学校法人・誠和学院(姫路市)による不当解雇の撤回を求めて裁判闘争を闘ってきた姫路ユニオンの市原直尚さんが昨年12月27日、約1年9カ月にわたる闘争のすえ勝利的和解を成立させたことで、この勝利を報告する集いが6日、姫路労働会館で開かれた。支援してきたひょうごユニオンや地域の労働組合の仲間約50人が集まった。
新任の校長が一方的に教職員に対してネクタイ着用を強要したことに、建築学科長だった市原さんが「教職員で話し合いをさせてほしい」と求めただけで理不尽にも解雇された事件だ。09年12月、地位保全の仮処分決定が出されたが、学院側はこれに従わず就労も団体交渉も拒否、昨年2月から本訴に入った。裁判の傍ら、市原さんは各地の集会などに熱心に参加しては支援の訴えをしてきた。
原職復職はならなかったものの、和解内容は画期的な水準となった。
集いでは、勝利を祝う仲間から、市原さんの労苦をねぎらい、勝利を喜び合うスピーチが相次き、代理人の上原康夫弁護士をはじめ多くの人が、市原さんの熱い行動力と冷静で的確な事務能力に賛辞を贈った。また、市原さんを精神的に支えた教職員一同から贈られた祝福と喜びのメッセージも紹介されると感動の拍手が起きた。
市原さんは支援へのお礼を述べながら、「自分を支えてくれたユニオン運動に対して、これからは自分がお返しをする番。今後、姫路ユニオンだけでなく、ひょうごユニオンのために運動を続けたい」と決意を述べた。
写真:支援のお礼と今後の決意を述べる市原直尚さん=2月6日、姫路市
- 「国家的不当労働行為と闘おう」
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日本航空が昨年12月31日をもってパイロット81人、客室乗務員84人の165人を「整理解雇」という名で一方的に不当解雇したことに対し、この暴挙を許さず解雇撤回のたたかいを支援し、歪んだ航空政策を改めさせようと結成された「日本航空の不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議」の呼びかけに応え、大阪でもその輪を広げようと1月31日、「日本航空の不当解雇撤回をめざす大阪支援共闘会議」(代表=萬井隆令(よろいたかし)・龍谷大学法学部教授)の結成総会が大阪市内で開かれた。
約250人が参加した集会では、各界から支援の激励を受け、日航乗員組合の宇賀地竜哉委員長、日航CCUの内田妙子委員長ら原告団の14人が登壇、勝利するまで闘い抜くと決意を表明した。
署名運動や街頭宣伝、集会などアピール活動の方針などが提起された。
写真:パイロットや客室乗務員の原告団が解雇の不当性を訴え闘争への決意を述べた=1月31日、大阪市
- 憲法を生かす加古川・稲美・播磨の会
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「憲法を生かす加古川・稲美・播磨の会」は1月23日、ビデオ「GOBAKU」の上映とこのビデオを撮影・編集したフリー・ジャーナリスト西谷文和さん(「イラクの子どもを救う会」代表)の講演を聞く会を開いた。
西谷さんは、公務員時代から休暇を使ってコソボ紛争やアフガンに入り、アメリカの空爆や戦争被害者の実情を取材、労組機関紙への掲載や戦争展を開催してきた。04年、休暇取材に限界を感じ、44歳で吹田市役所を早期退職。湾岸戦争やイラク戦争に使用された劣化ウラン弾によると思われる被害の実態を取材し、日本からの人道支援の必要を感じ、03年には「イラクの子どもを救う会」を設立した。アフガンにも5回入国、オバマ大統領が進める戦争の悲惨さを取材し、劣化ウラン弾のむごさをメジャーのテレビ(テレビ朝日「報道ステーション」など)でも配信してきた。
「GOBAKU」では、オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞する3日前に起こした誤爆で多くのイラクの人たちを殺したという話を聞き、当時各界からは「ノーベル戦争賞では」の声が上がったと報告されていたのが印象的だった。
今回の講演会は、直前だが一部マスコミが開催を掲載してくれたこともあり、参加者33名の中に若い高校生の姿もあったことがうれしかった。
(逸)
写真:講演するフリー・ジャーナリストの西谷文和さん=1月23日、加古川市
- 新社会党兵庫県本部が県本部委員会を開催
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新社会党兵庫県本部(あわはら富夫委員長)は11日、第22回県本部委員会を神戸市内で開き、4月の統一自治体選挙に向けた最終的な闘争態勢などについて討議、公認候補6人と推薦候補4人の全員の勝利を目指して闘うことを確認した。
推薦候補は、社民党公認および推薦候補で、社民党は新社会党の公認候補全員を推薦する。社民党兵庫県連(梶川みさお代表)と新社会党兵庫県本部とが、憲法をくらしに生かす議席の拡大を地方議会でも共に目指すことを基本的立場にして、自治体政策についての基本的な合意にもとづいて相互に推薦することを協定したことによる。
公認候補は、▼県会=井上力(61歳・新・灘区)▼神戸市会=小林るみ子(60歳・現・灘区)、あわはら富夫(57歳・現・中央区)▼芦屋市会=前田しんいち(59歳・現)、山口みさえ(47歳・現)▼明石市会=永井俊作(63歳・現)の6人。
推薦候補は、▼神戸市会=高田勝之(26歳・新・西区)▼宝塚市会=大島淡紅子(55歳・現)、梶川みさお(55歳・現)、以上、社民党公認▼伊丹市会=高塚ばんこ(51歳・現)、社民党推薦の4人。
また、県本部委員会では党建設運動にもあわせて力を注ぎ、党員・機関紙の拡大に取り組んでいく当面の運動方針なども決定した。
写真:統一自治体選への決意を固めた新社会党兵庫県本部・第22回県本部委員会=2月11日、神戸市中央区
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失業と非正規の増大、賃金切り下げ、福祉や税制度の後退などで、わたしたちの暮らしは一段と厳しくなっています。新社会党は、こうした動きにストップをかけ、市民が主役のまちづくりと平和・人権・環境を大切にする政治の実現をめざして自治体選挙をたたかう公認候補者(第1次)を発表、知人友人紹介など支援の強化を呼びかけています。
選挙日程: 県議会・神戸市議会=4月1日告示・10日投票 一般市議会=4月17日告示・24日投票
市民が主役のまちづくりへ 新社会党の政策
議会改革
- 市民の目に見える議会とするために、市民参加と情報公開を基本とする「議会基本条例」の制定をめざします。
- 「住民投票条例」の制度化で市民が主役の町づくりを推進します。
- 議会のネット中継などを推進し市民の知る権利の保障に力を注ぎます。
仕事・雇用
- 「公契約条例」の制定で、地域の労働条件を切り下げる「ダンピング競争入札」をなくすなど、人間らしく働ける条件づくりをすすめます。
- 職や住まいなどの相談を総合窓口で受け付け、支援する態勢づくりを推進します。また、緊急雇用創出事業の拡充に取り組みます。
- 自治体で働く非正規労働者の正職員化や均等待遇の推進など、処遇改善に取り組み、「官製ワーキングプア」をなくします。また、最低賃金の引き上げなどに、働く仲間とともに取り組みます。
- 福祉職場や教育現場の人材確保へ待遇改善をはかります。
平和・人権
- 「非核神戸方式」を堅持させるとともに、全国に広げます。
- 人権教育啓発推進法の具体化と、部落差別をなくす取り組みを強化するとともに、第三者機関の確立など、実効ある人権侵害救済制度の制定を求めます。
- 戦争の惨禍を風化させないために、「平和」をテーマにした記念館の設置など、反戦平和事業を推進し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えていきます。
- 外国人への就労・就学・居住・社会保険加入等における差別をなくし、定住外国人の参政権の法制化に取り組みます。
- すべてのステージでの男女平等の実現へ条例の制定などの取組をすすめます。
健康・福祉
- 福祉サービスの点検・評価に当たっては、住民参加を基本として制度化をはかり、サービスのさらなる向上と利用者への情報開示を行います。
- 介護費用の国庫負担割合の引き上げなど、介護保険制度の抜本的な改革を強く国に求めていきます。同時に、介護保険料や利用料の減免制度の確立に取り組みます。
- 全国で40万人といわれる特別養護老人ホーム入所待機者の解消に向け、国と自治体による基盤整備を急ぐよう求めていきます。
- ヘルパーやケアマネージャなどの人材育成と労働条件の向上・処遇改善に力を注ぎ、就労者を増やすなど、介護サービスの充実をはかります。
- 後期高齢者医療制度廃止・代替新制度反対。75歳以上の医療費無料化をめざします。
- 障がい者の自立生活支援のための支援センターの設置や障がい者向け住宅の充実などに取り組みます。
- 市民に負担増を強いる医療制度改悪に反対します。また、急増している大腸癌や肺癌、乳癌などを中心とする癌検診事業の拡充をめざします。
- 道路や公園、公共施設、交通機関等のバリアフリー化の推進に引き続き取り組みなす。
食・環境
- 食料自給率50%達成のためには、すべての農家を応援し多様な担い手を育成していくことが必要です。そのための農家への抜本的な支援策を国に求めていきます。
- 遺伝子組み換え食品や農薬、ポストハーベスト、添加物など、食品の安全の確保と不当表示などに対する自治体の監視態勢を強めます。
- 地場産の米や野菜の活用で学校や病院などの給食の充実をはかります。
- ゴミの減量化やリサイクルなど地域の実情にあわせてすすめます。
教育・子育て
- 文部科学省が押しつける「心の教育」に反対、教育基本法をふまえた個性を大事にする教育の実現へ親、教師、地域の連帯を強めます。
- 児童相談所の機能強化や児童福祉司の増員などで子どもの虐待を防ぐ態勢づくりに取り組みます。
- 教科書における歴史教育、戦争責任などの正しい継承をはかり、アジアの人々との歴史認識を共有できるよう平和と友好の教育実現をめざします。
- 入学金、奨学金など、自治体独自の貸付金・奨学金制度の確立・拡充をはかります。
- 保育を求めるすべての子に、保育や子育て支援・サポート態勢の拡充に取り組みます。
- 指導員の処遇改善と増員などで学童保育の充実をはかります。
県議会・灘区・定数2 井上 力(新・61歳)
1949年三重県生まれ。三重県立津高校卒。神戸大学中退。神戸市議4期。御影高校PTA会長1期(99年)。現在、ろっこう医療生協監事。前回県議選で惜敗。家族=母(92歳)と妻(元小学校教員)。一男一女は独立。 灘区鶴甲2-4-4-407 電話078-811-4700
07年の前回、4期務めた神戸市議から転身して県会に初挑戦。民主への追い風が強く吹き出したなかで善戦し、大きな手ごたえを得て9942票を獲得したが、約2千票差で惜敗した。
井上力さんが何よりも強く、熱く持ち続けているのは、旧社会党時代にずっと維持してきた伝統の灘区の護憲の議席≠フ奪還という思いだ。95年の県議選で失ったままの、その議席の奪還の使命を進んで自らに課した。
選挙後の07年8月、党灘総支部の書記長に就任する一方、毎週月曜日(「おはよう新社会党です」。旧社会党時代から36年続けてきた行動)と木曜日(「なだ・平和のための木曜行動」。01年11月、インド洋への自衛艦派遣に抗議して開始以来9年、400回を超えた)の、週2度の早朝駅頭宣伝行動をそれまで通り一度も欠かさずにビラの編集作業を受け持ち、マイクを握り続けてきた。
今回の選挙に向けては昨秋、井上力後援会の主催で5回の連続講座「目からウロコの学習会―『希望と安心の自治』へ井上力とともに―」を開催。社会保障・年金・介護・空港・地方自治などの問題をテーマに里見賢治さん(大阪府大名誉教授)、児玉善郎さん(日本福祉大大学院教授)、玉井金五さん(大阪市大大学院教授)、中田作成さんらの学者の協力も得て、みんなで県政とその政策を一緒に学び、考える場をつくってきた。
井上力さんの訴えの力点は、失業対策・雇用拡大の充実はもとより、医療・介護の問題にも強く置かれている。とくに力を入れたいのは「小規模多機能」(要介護の高齢者を対象にした地域密着の居宅介護施設)を県内に無数につくることだ。本人・家族・地域の人たちが住み慣れた地域を拠点に一緒に住み続けられる環境・コミュニティーづくりだ。高齢者の今後の暮らしにとって希望の灯の象徴だと熱く語る。
また、議会改革も重要な課題にあげる。なぜ議会が住民から信頼されていないかという問題とも向き合い、定数は人口に応じて、議員歳費の理想は「労働者並み≠フ歳費だ」と言い切る。
◇ ◇
今回の選挙には、このほど引退を表明した自民の現職(6期)の後継の新人のほか、民主の現職、共産の新人と井上さんの4人が名乗りを上げている(1月末現在).
写真:毎週月曜と木曜の2回は欠かさず灘区の駅前に立って訴え続ける井上力
神戸市議会・灘区・定数6
- 小林 るみ子(現・60歳)
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1951年大分県生まれ。大分大学教育学部卒。17年間の教員生活を経て市議選に挑戦。99年に3度目の挑戦で初当選。現在2期目。
神戸ワーカーズユニオン委員長。家族=夫と3人の男の子。摩耶山や六甲山の山歩きが趣味。
灘区篠原中町3-6-21-302 電話078-882-0009
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「今の活動の出発点はあの大震災」と、迷いがない。それほど受けた衝撃は大きかった。震災後、灘区の街を歩き回って見えたものは被害・復興における格差だった。「なぜ貧しいものがこんな目に遭わねばならないのか」。涙を抑えられなかった。そんな思いを胸に、震災による解雇が相次ぐなか、一人でも入れる地域ユニオン運動に飛び込んでいた。被災者の生活再建のための公的援助法制定運動にも関わり、何度も国会行動に出かけた。また、仮設住宅労働実態調査にも取り組み、それをもとに行政への申し入れも行なってきた。
地域ユニオン運動には議員に当選してからもかかわり続け、今、神戸ワーカーズユニオン委員長の重責も担い続ける。
徹底して社会的弱者の立場に立った視線とそれにもとづく活動こそが小林さんの持ち味。「人間≠ェ、命≠ェ、大切に扱われる社会に」が信念だ。そのため、当局を追及する姿勢は厳しく、市長にとっては手ごわい存在の議員になっている。
行動も精力的だ。党灘総支部の行動のほか、「たんぽぽ倶楽部」(小林るみ子後援会)の独自の宣伝活動としてこの4年間、灘区の街角での街頭宣伝をハンドマイクを片手に毎月1回継続してきた。選挙を前に、今年からは毎週土曜日の行動になっている。さらにいま、区内4つの地域でミニ集会「市政を語る会」を取り組んでいるところである。
写真:街頭演説する小林るみ子
神戸市議会・中央区・定数5
- あわはら 富夫(現・57歳)
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1953年石川県羽咋郡生まれ。神戸大学システム工学科に入学。87年、33歳で市議初当選、現在6期目。党兵庫県本部委員長、ろっこう医療生協東雲診療所運営委員会議長。ポートアイランド公団自治会会長。
中央区港島中町3-2-1、62-207 電話078-302-0861
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そのエネルギッシュな行動ぶりには誰もが驚く。毎週月曜日は党中央総支部の早朝行動。区内の4定点で1〜2時間、一人でマイクを握る。加えて、議員としての報告活動。地元ポートアイランドの駅頭で毎月2回、朝6時15分から10時前まで一人でビラをまき続ける。このほか、毎年の年末から年始のあいさつ回りがこれまたハードだ。たっぷり2週間をかけて支持者宅約2千軒を回る。
33歳で市議に初当選。党の専従者出身で、労組・団体などの支持母体はなく、自らの活動で支持基盤を切り開いてきた。何でも気軽に相談に乗り、世話をする。「お世話になった」と保守層にも支持者が多い。いつも市民と同じ目線の高さで語り動く姿勢は、まさに「とことん市民の味方」という表現がぴったりだ。公団住宅の自治会長も務める。
一方、理論家でもあり、軸はぶれない。市民運動など理論面でもリードしながら運動を一緒に担ってきた。神戸空港住民投票運動ではその本領をいかんなく発揮した。平和問題の課題でも講師を頼まれる機会が多く、それにも気軽に応える。党では県本部委員長という重責を担い、議員6期の経験の豊かさがいろんな活動分野に生かされる。
そのあわはらさんが今回の選挙で最も強く訴えたいことは、地方自治が危機であるいま、地方自治の本旨である住民自治をどう実現していくかだ。市民から信頼される議会への議会改革が一つの鍵だと重視し、「二元代表制」を否定する動きに抗しながら、議会基本条例の制定の気運などをさらに広げたいと意気込む。
写真:街頭演説するあわはら富夫
芦屋市議会・定数22
- 前田 しんいち(現・59歳)
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1952年京都府生まれ。70年、電電公社(現NTT)入社、芦屋局勤務。82年から3期、芦屋市保育推進協議会会長。芦屋市議5期。監査委員、各常任委員長など歴任。憲法あしやの会世話人。党芦屋総支部副委員長。
芦屋市大東町11-20-111 電話0797-32-7766
芦屋市議会・定数22
- 山口 みさえ(現・47歳))
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1963年芦屋市生まれ。市立芦屋高校卒。89年芦屋市留守家庭児童会指導員に。嘱託職員の待遇改善を求めて指導員の労働組合結成、書記長として労働条件向上に尽力。地域では部落解放運動に取組む。市議3期。
芦屋市上宮川町8-3-306 電話0797-38-0273
明石市議会・定数31
- 永井 俊作(現・63歳)
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1948年大分県中津郡生まれ。関西学院大学商学部卒。明石市役所に勤務。明石市職員労働組合書記長・委員長、明石地区労議長、自治労県本部書記次長など歴任。95年明石市議初当選、現在4期目。党県本部副委員長。
明石市西明石町3-10-16 電話078-928-1645
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