「新社会兵庫」 4月23日号
 4月、新しい生活のスタートを切った人も多いことだろう。小学校に入学した子どもたちが、朝々元気に我が家の前を通って登校する。3月生まれと4月生まれでは1年の差もあるが、小さい子どもの背中ではランドセルがとりわけ大きく見える。元気に、楽しい学校生活を送って欲しいものである▼さて、今年は選挙が続く。議員にとっても新年度である。3月末から4月には統一自治体選挙が実施された。4年に一度の一大行事であるはずだが、兵庫県議選の投票率は38・64%の過去最低となり、神戸市議選でもついに40%を切ってこちらも過去最低を毎回更新し続けている▼投票所が減らされ、遠くなる旧郡部の方は80%に近い。過疎・高齢化など政治への切実な思いを感じる▼政治に期待できないから、記載台の前で迷うのが嫌だからなど、投票に行かない理由は人によって色々あるだろうが、棄権をした人に言いたい。「政治に無関心でも、政治と無関係ではいられない」と▼そして、議員になられた皆さんにもお願いしたい。宣伝カーや政策ビラで色々な政策を訴えられたのだから、バッジをつけた後も時には自身の選挙公報を読み返し、有権者との約束を忘れないでもらいたいものだ。
4月に定例総会を開催
 但馬ユニオン(岡田一雄委員長)は4月21日に第9回定期総会を開催する。当面している裁判闘争、県労働委員会闘争や民間製造会社における奨励金制度問題、私学の労働条件をめぐる闘いなどを通じて組織拡大・強化に向けて進んでいく。
 役員定例会は、毎月1回の開催で102回を迎えた。組合員が集まりやすい日曜日に開催してきた。会議の前段には学習会テキストを読み合わせ、チューターは交代制でレポートをつくる。但馬ユニオンにはいま2分会があるが、分会会議は停滞気味でなかなか開けていないのが現状だ。ただ、分会会議が困難なときには役員会議に出席してもらうことも考えている。
 闘争支援行動やユニオン内の交流と団結を深めるため、全体会議を年2回開催してきたが、これはこれからも引き続き開催していく。
 学習活動については、労働大学但馬地区春闘講座(3月)、まなぶ講演会(6月)、労働大学但馬講座(11月)、その他、憲法を生かす会・但馬の学習会や集会に参加していく。
 組織拡大については、第7回総会で50名の組織人数を目標として確認し取り組んできたが、引き続き50名を目標に努力していく。また、各地区にいる組合員+αで地域分会づくりを目指す。闘争中の職場では、問題を職場、地域に広げていくことで仲間づくりを広げていく努力をしていく。
 裁判闘争(降職処分・パワハラ問題)は提訴から約3年になるが、ようやく4月12日、神戸地裁豊岡支部で最終弁論を迎える日がきた。判決は7月頃になる予定だ。県労働委員会闘争(不当労働行為救済)についても引き続き全力でたたかっていく。
 財政については、闘いの拡大とともに今まで以上に出費が多くなってきている。組合員、サポーター組合員の拡大に取り組むとともに、闘争によってはカンパも取り組む。
 定期総会の議案には各個人の活動総括と目標を掲載するなどして、役員が説明するだけでなく、組合員に関心を持ってみてもらえるよう議案書をつくっている。 総会を機にさらに組織拡大に努めたい。  
加芝正則(但馬ユニオン書記長)
公務員職場と労働組合
 私は、地方公務員で労働組合の分会の役員と青年婦人協議会(男性35歳まで、女性年齢制限なし)で副議長を引き受けています。
 近年、ブラック企業やパワハラ等といった問題がニュース等で話題となっていますが、その問題は、公務員職場においても例外ではありません。
 幸い、今の職場は、残業代も適正に支払われ、人間関係も良好なホワイトな職場ですが、先日、新規採用された職員と一緒に残業をして、帰る間際に「今日の残業は、残業代を申請していいでしょうか?」と相談されました。やるべき仕事があって残業しているのだから、申請をするように伝えましたが、なぜそのようなこと聞いたのか尋ねると、「職場の雰囲気で残業代を申請しないのが当たり前になっている」という話が、採用1年目の職員の中で話題になっているようです。
 実際に、私も昔の職場では残業しなければ間に合わない仕事があるにも関わらず、「人事評価では残業をしない人を評価する」と言う上司がおり、暗に残業代の申請を自粛するよう求められたこともありました。
 また、他の職場では、パワハラ上司のせいでメンタルに支障をきたし、病休を取る職員、残念ながら自ら命を絶つ職員もいます。
 そのような職場・上司に対応するためには、労働組合が必要です。労働組合が当局に対して強くなるためには、数の力を結集するしかありません。しかし、労働組合の加入率は低い状況にあります。
 そんな状況を打破するために、特に新規採用職員の加入促進を目的として、若手組合員による組織強化の話し合いを行っています。
 話し合った結果、労働組合の本来の活動である、賃金・待遇に関する交渉や集会も大事だが、まず組合活動に参加してもらおうと考え、阪神タイガース甲子園観戦ツアーやボウリング大会等のイベントの企画を行いました。イベントの参加者の中には、組合に加入し、組合役員になってくれた人もいます。
 しかし、中には組合費が高いので組合加入は考えたいと言う人もいました。その時には、私は「労働組合とは働く上での保険である」という説明をしています。仕事をする上での困り事など、個人で解決できない問題も労働組合なら解決できることもあります。 今後も働きやすい職場を作るため、一緒に活動できる仲間を増やしていきたいと考えています。
(Y・N/29歳)