「新社会兵庫」 12月13日号
 いよいよ師走。減ったとはいうものの、忘年会の声も二、三は掛かる▼会費は4千円までにしといてよ、3千円では無理だろう、5千円では高過ぎるということか。つましいものである▼政治家の政治活動費の収支報告が公表され、政治活動のうち、実際は飲み食いであろう「会合費」がいくらになっているかが新聞紙面を賑わしている▼総理、財務大臣の麻生さんのバー通い(政治活動として支出)は、年間で1,700万円ほどであるという。これは政治活動費として報告された分であって、私的だったり、報告されなかった分もこれにプラスされるであろう▼高齢者は、こんな人に「いつまで生きているつもりかね」などと言われなければならないのか。数の奢りか、生まれも育ちも政治家のお坊ちゃんたちが圧倒的に主流を占めてしまったせいか、政権取り巻きの政治家が、庶民と同じ空気を呼吸するのは、もはや不可能になったかのようである▼年金カット法案の強行採決が言語道断であることに輪をかけて、立法機関が年金生活者の実態を審議する能力を失っていることにあ然である▼そこにカジノ法案の闖入。いきなりの強行採決だ。もう一揆しかないか。一揆的選挙を準備するしかない。
3つのタクシー労組で交流会実施
 先日、あかし地域ユニオン播州交通分会と山陽タクシー分会、そして全港湾加古川タクシー分会の3分会交流会を行った。
 あかし地域ユニオンでは、今年3月に山陽タクシー明石営業所に働く労働者で組合が結成され、タクシー会社2つ目の分会が誕生した。全港湾加古川タクシー分会の活発な活動に学ぶため、かねてから交流させてもらいたいと全港湾に要請し、今回実現した。
 播州交通分会は、2006年に賃金未払い問題などで結成され、一時は過半数を確保する勢いであったが、組合役員への不当配転攻撃や裁判闘争の終結の過程で組織の弱体化を余儀なくされた。現在、企業買収を専門とする公認会計士の社長が就任し、「赤字が解消できない場合は企業譲渡をする」などと賃下げ攻撃をかけられ、闘いを進めている。
 山陽タクシー分会は、会社となれ合い、非民主的な運営をする企業内組合を脱退したことを理由に除名処分をされた仲間たちで結成された。企業内組合に対しては、不服申し立てを行い、除名処分を撤回させ、個人財産である闘争積立金返還についても訴訟で決着をつけ、いよいよ会社との基本協定を締結する交渉を始めたところである。
 交流会では、組合組織の強化拡大、会社との交渉、闘争の進め方などについて情報交換を行い、加古川タクシー分会から貴重なアドバイスをいただいた。
 とくに企業買収問題については、「うちでもそのような話がよくあるが、経営者が誰になろうが我々が団結しておれば関係ない」「営業所の枠を超えて常に情報交換しておくことが大事」といった話も出され、ユニオンの2つの分会の参加者にとって大変良い刺激を受ける集まりとなった。
 3社はそれぞれ地域事情も労働組合の沿革も違うが、長時間の不規則勤務で働いても年収200万円〜300万円というタクシー労働者が置かれている厳しい実情は共通するものがある。今後とも、同一業種の組合として、情報交換を密にし、連携を強めていくことを確認し合った。
山西伸史(あかし地域ユニオン副委員長)
「エエやん!エエやん!」 仲間が一番
 昨年、37年間働いた郵便局を退職しました。「健康で定年まで働き続ける」ことを目標に頑張ってきましたが願いは叶いませんでした。郵政職場は年々厳しくなってきています。私は三人局の小さな郵便局に採用されました。
 ◇
 振り返ってみると、結婚、育児、親の介護など働き続けることの困難にいつもぶつかっていました。そんな時、いつも私を支えてくれたのは、もう一人の先輩でした。 いつも笑顔で「エエやん、エエやん」と励まし支えてくれました。その関係は退職してからも変ることはありません。
 ◇
 働き始めたころ、忘れられないのが「全逓」に加入したことです。当時、郵政職場は2つの労働組合に分かれていました。 特定郵便局では局長による全郵政への組織化が公然と行われていた時代でした。私は兄の影響もあり先輩と2人で「全逓」加入を決意しました。
   阪神間の特定局では唯一、「全逓職場」となり他局の局長から色眼鏡で見られる毎日でした。しかし、全逓阪神東支部のみなさんのきめ細かなサポートは本当に精神的に助けられました。
 ◇
 退職していま非正規職で働いています。正社員の時より精神的にはグッと楽になりました。定年まであと2年……、この2年が耐えられず退職の道を選択したのには理由がありました。上司との人間関係、際限のない営業目標、そしてあい次ぐ制度(業務)改正、複雑になっていく仕事に付いていけなくなっていました。
   退職直前にいた職場では毎日発せられる局長からのパワハラ発言で昼食は全く食べられず、夜も眠れない日もありました。職場に行くのが辛い日も多くありました。今の職場は、仲間で助け合う、支え合う職場ではなくなってきています。
 ◇
 非正規から正社員になっても、営業目標が達成できずに辞めていく若い人もめずらしくありません。
 隣の仲間に「大丈夫?」「ちょっと休んだら」と優しく一声かけることのできる職場ではありません。
「あなたのように育児休業もない時代から家事、育児、仕事と頑張ってきたのに。もう少しだけ頑張れないの、定年まで一緒に働こう」と激励もされたこともあります。
「早く楽になりたい」こんな気持ちが強くなり57才で退職を選択しました。
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 今後は健康であることを一番に、地域で仲間と開いている生涯学習の場を大切にしながら、世の中をしっかり見ていこうと思います。
(K・K)

きくち憲之の政策
   (新社会党兵庫9区国政対策委員長)


 ◎時給1500円で生活底上げ!
 ◎こわすな憲法、守ろう平和と人権!

●主な政策
  • 【憲法・平和】
    @安保法制(=戦争法)の発動はさせず、廃止に。
    A沖縄の民意を大切にし、基地をなくす。
    B自衛隊を災害救助隊に再編。
  • 【労働】
    @貧困を生む非正規雇用を正規雇用へ転換し、時給1500円で生活底上げ。
    A労働法を改正し、長時間労働をなくす。
    Bブラック企業やブラックバイトの根絶。労働者派遣法の抜本的改正。
  • 【社会保障】
    @暮らせる年金制度の確立を。
    A安心の医療・介護制度の実現。
    B保育士・介護士・看護師の処遇改善を。
    C空き家を公営住宅として有効活用。
  • 【教育・子育て】
    @奨学金制度を改善し、無利子奨学金や給付型奨学金を拡充する。
    A授業料の引き下げ・無償化を目指す。
    B子どもの権利条約にある「生きる・育つ・守られる・参加する」権利の4つの柱を大切にする。
  • 【公平・公正】
    @消費増税は中止。
    A所得税の累進課税強化と法人税率の引き上げで所得の再配分を。
    Bタックスヘイブンへの対策を強め、富裕税を新たに創設。
  • 【安全・安心】
    @脱原発社会の実現に向けて自然再生エネルギーへの転換を図る。
    A福島の原発事故被災者の完全救済と生活再建を。
    B日本の主権を奪うTPPに反対し、食の安全・安心と地域社会を守る。
    C地震・豪雨など自然災害被災者への公的支援制度を拡充する。