「新社会兵庫」 3月25日号
- それにしても安倍クンのお友達≠チて「なぜそんな人ばかりなの」と呆れてしまう。その言動が物議を醸したNHK会長や同経営委員の騒動のあとは、小松内閣法制局長官である。安倍クンの野望≠フためにわざわざ首をすげかえたと目された異例の人事の人。ずばり的を射ていたのだろう、「安倍政権の番犬」と揶揄されたことから、国会内廊下で口論する場外乱闘≠やらかした。その謝罪に出向いてはまた口論だ▼印象だけで人は評価できないが、「類は友を呼ぶ」のか、一連の騒動の主たちは安倍クンをはじめ同じタイプの人間に見えて仕方がない。そろって、「軽い」のだ。彼らの言動からはどうにもその立場にふさわしい品格や風格は窺えない、と思うのは主観的すぎるだろうか。謙虚や慎重の対極に位置するように、批判は受けつけず強い主張で押し切る手法が好きなのだとばかりに、強引で性急な姿勢が目立つ。自らの野望≠ノ向かって前のめりになるのは、実は足腰が弱いからかも▼だが、安保法制懇をはじめ、同じ意見の人間ばかりを集めた首相の諮問会議が政治を動かす切り札として使われ、これまで不可侵だった領域に踏み込んでいく政治手法は、民主主義を死滅させる。
- 労働組合の大切さ
-
私はA市で学童保育の指導員をしています。仕事をつづけながら介護をするということは、本当に大変なことだと、今つくづく感じています。
主人が亡くなり7年がすぎました。そのことをきっかけに「田舎の冬が寒いから」という理由で、毎年冬になると母がA市の私の家に来ています。今回8回目です。今年は11月初めから3月末の予定ですが、4月末までの年もありました。私の実の母なので親の面倒を見る…ということは当然の事なのでしょうが仕事もしているので大変です。
昨年度と一昨年度の2年間は、組合の執行部もしていましたので大変でした。今年はかなり認知症が進んでおり、デイサービスのお世話になったり、友だちの協力もあって、何とか頑張っています。でも毎日クタクタで、夕食が済んだら何もできないでバタンキューの生活です。職場のまわりの人を見ても、親の介護と仕事をよくやって来られたと頭が下がります。
そんな中、今回初めて短期介護休暇を取りました。母のために年休を残してきたのですが、短期介護休暇があって、本当にありがたいですし、助かります。
私は、嘱託職員です。いわゆる非正規職員です。25年前に労働組合を結成するまでは、毎年いつ雇用が切られるのかという不安を抱えながら、低賃金で、休暇と言えば年休が毎年7日あるだけでした。組合のみんなと時間と労力をかけ、ひとつひとつ、介護休暇をはじめ、忌引休暇、療養休暇、看護休暇等々…を勝ち取ってきました。
私は組合の大会のときによくそのことを話しするのですが、この25年でずいぶんと働きやすい職場になってきました。今年の新年会でも、2人の組合員が「療休があってありがたかった」と話していました。また、2人の小学生の子どもを持つ組合員は、子どもがインフルエンザにかかった時、有給の看護休暇で休むことができました。
ずーっと、いざという時のために年休は使わないできましたが、たくさんの休暇が取れるようになり、働きやすく仕事を続けられる職場になりました。
これからも組合のみんなと一緒に健康で働き続けられる職場になるよう頑張っていきます。
(S.S)
- 労働法制改悪は許さない
-
2月11日の午後、ひょうごユニオンなどが呼びかけたパートキャラバンに参加し、神戸の東遊園地から三宮に向けて労働法制改悪反対のデモ行進をした。
この日の午前中は、姫路駅前でも姫路ユニオンとして労働法制改悪反対のビラを配布しながら市民に訴えた。
このたびの国会に労働法制の全面的改悪の法案が提出されようとしている。その内容は、労働者を人間と見ていない内容で、「過労死推進法」とさえ揶揄されている。正社員をゼロにし、残業手当を出さず、たとえ不当な首切りであっても金銭で解決が可能という内容だ。
1960年以前に会社勤めをしていた人に話を聞くと、当時は、出勤すると真っ先に入口にある掲示板を見たという。そこに名前が貼り出されておれば「解雇」という意味で、そのまま帰宅。名前が貼り出されていなければ、きょうも一日、働くことができると安堵したという。つまり、指名解雇が当たり前の世の中だった。
三池闘争についての評価は様々あるが、三池闘争以降、むやみに指名解雇ができなくなったのは事実だ。あれから約半世紀の間、資本側は巧妙に確実に反撃してきた。
賃金を生活の糧にしている労働者にとって、解雇は死刑宣告に等しい。また、同じ労働なのに、正規労働者の賃金の半分以下で働く非正規労働者は、当然に受取る賃金の半分以上を経営者に盗られていることになる。ユニオン活動で、団体交渉や裁判闘争を経験して思うのは、法律というものは労働者と資本の綱引き、つまり、力関係で決まるものだということだが、合法的な殺人や泥棒を存在させてはならない。
しかもこのたびの労働法制改悪は、「特区」という法律違反のエリアをつくり、拡大していこうという腹だ。非正規労働者の存在も、「パートやアルバイトは低賃金で構わない」という差別から始まった。一部だけ法律が及ばない特例が認められるということは、法律の存在自体が否定されることになる。
森山容光(姫路ユニオン委員長)
|