選挙

統一自治体選・選対からの報告③
芦屋市議選 山口みさえ / 芦屋市議選 要コウタ

2023/03/09
【写真説明】(左)議会が終了するたびに市内の集会所で小規模な報告会を重ねてきた山口みさえさん (右)昨年9月から連日の朝立ちや夕立ちで手応えをしっかり感じ始めた要コウタさん

人権を中心に据え活動
 /芦屋市議選 山口みさえ


 「このままでは、あかん芦屋の未来がある」、「あなたと一緒につくりたい芦屋の未来がある」をスローガンに山口みさえさんは6期目の当選をめざし活動している。
 行政の効率化やスリム化が進められてきたが、その悪しき影響を受けるのは住民に他ならない。芦屋市内の放課後児童クラブは半分が民営化されたが、民間業者は当初、指導員をボランティアで募集していた。浄水場の夜間業務の民間委託では、ベテラン職員が不在となったことで、「あわや」という事態が発生。煤塵(ばいじん)処理では、業者が処理に使用する薬の種類を変更したため搬入停止措置となった。
安易な民営化が市民生活を危機にさらしている現実を、山口さんは議会内外で取り上げ、命や健康を大切にした行政の実現をめざしてきた。
コロナ禍で集まることが難しい中、昨年4月からは、議会が終了するたびに市内の集会所で小規模な報告会を重ねている。「保健所を統廃合する動きがあるが、コロナ対策はどうなるのか」「JR芦屋駅の再開発の遅れは何が問題なのか」といった声を聞き、議員活動に反映させている。
芦屋市議選は、各政党が候補者を擁立し、21の定数を約30人で争う様相となっており、激しいたたかいになることは必至だ。
非正規労働者の運動、解放運動、アスベスト家族の会などで積極的に活動してきた山口みさえさんは、「人権」を中心に据え、仲間とともに6選をめざす活動に力がこもる。
「要は福祉です」
 /芦屋市議選 要コウタ


 2021年7月、「要コウタとみんなの会」キックオフ集会を皮切りに、要コウタさん(以下、コウタ)は走り出した。
 22年6月には23年間勤務した西宮すなご医療福祉センターを退職。退路を断ち、23年4月の芦屋市議選に向けて全力集中することになった。
昨年9月からは毎日、朝7時から8時半まで阪神・打出駅南(打出商店街)でのスタンディング(朝立ち)、JR芦屋駅前での夕立ちと、48歳という若さでこなしてきている。
 加えて、要コウタと言えば、自転車にノボリ。「要は福祉です」が文字通りの旗印だ。
 なぜコウタは「福祉」を要とするのか。「私は23年間、福祉職場で働いてきましたが、高齢化社会に急速に向かう中、自分の経験を通して、新たなステージで働きたいと考えるようになりました」―これがコウタのベースとしてあり、「真摯に、丁寧に」がモットーとなったのだ。
 昨年10月に開催した「要コウタと福祉を語る会」には40人が集まり、コウタの活動を励まし、支援の強化を誓い合った。
 そして今。2月に入り、「ここに来て、通勤者や街のムードが変化してきた。毎朝、『ご苦労さん』と声をかけて下さる人が増えてきています」との報告。また、「女子高校生が通学の際に、『これどうぞ』と缶コーヒーを手渡して下さる」等々の反応も生まれてきた。
こうした支援をしっかり受け止め、頑張っている要コウタ。今後とも皆さんのご支援をよろしくお願いします。