新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ(2021年3月23日号)

2021/03/23
あらためて問う!日本の社会保障

熟年者ユニオン(山粼貢会長)は今、「安心と笑顔の社会保障ネットワーク」と共催で、菅内閣が推し進めている全世代型社会保障制度改革に対し、『あらためて問う!日本の社会保障』をメーンテーマに3回シリーズの学習会に取り組んでいる。
 第1回は昨年11月、《介護保険が危ない》と題して介護保険制度に焦点を当て同ネットワーク代表の菊地憲之氏から講演を受けた。菊地氏は豊富な経験と資料を駆使して介護保険制度の問題点を鋭く指摘し、参加者から多くの質問や意見が出された(詳細は既報)。
第2回の社会保障学習会は3月28日に《年金改革と将来》をテーマにして、長年社会保険事務所で年金の仕事に携わってこられた福田義幸氏を講師に招き開催する。
 2年ほど前、「老後2000万円が不足」という金融庁の報告で国会は炎上した。そして年金の積立金が「8兆2800億円の運用損失」、そのうえ支給開始年齢を75歳まで引き下げる(選択)改訂を行った。年金への不信は募るばかりで年金に頼れない。そして自助が強調されている。
 2004年の年金改革法は「100年安心年金」と称してマクロ経済スライドを導入、2016年にはマクロ経済スライドの見直し、賃金・物価スライドの見直しと、分かりにくい制度へと改悪されてきた。
 老後の社会保障の大きな柱である医療・介護・年金制度はどれも危機に瀕している。ぜひ別掲の学習会にご参加ください。
第3回は、《 今、生活保護は》をテーマに5月9日、觜本郁(はりもとかおる)氏から神戸の冬を支える会の運動を通じての現況と問題点の講演を受ける。
 これらの学習会に加え、今後、高齢者にとっては看過できない「後期高齢者医療保険制度」の大改悪が今国会で決められようとしていることに反対する運動に取り組む。方針の具体化はこれからだが、多くの方々と相談し知恵を出し合って進めていこうとしている。一緒に闘いましょう。
加納功(熟年者ユニオン事務局長)