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懲戒解雇許さず闘争を継続
石上敬三さんが新委員長に就任
神戸ワーカーズユニオン定期大会

2022/09/28
 神戸ワーカーズユニオンは8月29日、第36回定期大会を中央区文化センターで開いた。
 冒頭、西直子委員長があいさつ。「委員長を長い間やってこられたのは、過酷な状況に置かれた労働者がユニオンを頼って相談に来る姿を見、それに支えられてきたから。ワーカーズはこの間、権田工業分会、神戸電化工業分会と大変な闘いをやってきているが、そんな闘いを一緒に考えられる大会にしたい」と述べた。
 ひょうごユニオンとユニオンあしやから連帯のあいさつを受けたのち、木村文貴子書記長が議案を提案。21年度は組織拡大をできなかったが、3年以内に300人の組合にすることや相談・交渉スタッフを増やそうという方針を掲げた。
  討論の時間では、神戸電化工業分会の闘いの報告を34ページのパンフにまとめたものをもとに、木村書記長が闘争の一連の経過と現状、当面の課題等について詳しく報告・説明した。安全な作業環境を求めた要求提出を発端に、労働組合を嫌悪する会社側は、その後の交渉・闘争のなかで組合員を標的に今年3月以降、3人に懲戒解雇を乱発(1人は自主退職)、労働審判と本訴での闘いとなっている。さらに、ユニオンに対しても威力業務妨害での刑事告訴や損害賠償の提訴を行ってくるという異常さだ。
 平日夜の限られた時間で、他の分会からの発言はなく討論は終了し、役員選出では、新委員長に石上敬三さん(前副委員長)が就任した。