アイ女性会議ひょうごの大会終了後にメンバーが急きょ実施した国葬反対のスタンディング＝7月17日、ＪＲ神戸駅前　
　アイ女性会議ひょうごは7月17日、定期大会の終了後、ＪＲ神戸駅前で安倍元首相の国葬に反対するスタンディングを行い、道行く人に「国葬」について問いかけた。
　安倍元首相国葬案は、安倍氏が銃撃に倒れた衝撃もまだ冷めやらぬ7月14日、岸田首相により発表され、その後、9月27日に行うことを閣議決定。
　銃撃事件容疑者の供述や旧統一教会代表の記者会見で自民党と旧統一教会の深い関係が明かされ始めたときだった。モリ・カケ・桜をはじめ数々の疑惑を残したまま亡くなってしまった安倍元首相。在職中は民主主義を壊し国会で虚偽答弁を繰り返した安倍元首相を国葬するとはとんでもない話だ。公文書改ざんに心を痛め自殺した赤木さんのことも、再調査を訴えた妻、雅子さんに対する岸田首相の誠意のなさも忘れられない。
　スタンディングにあたって仲間たちが急きょ、「安倍元首相の国葬に反対します」「なんで国葬？」「法的根拠なし」「国会で118回も嘘」など、大小のプラカードを準備。発表3日後というタイミングもあってか、スタンディングへの反応は大きかった。「私も反対よ」「勇気あるわね。私も反対だけど勇気がなくてできない。頑張ってね」と賛同してくれる人がある一方、「あんたら、なんでこんなことするの！」と私たちに怒りをぶつけてくる母親を娘がなだめながら連れ去る場面もあった。
　私たちは最後まで反対の意思を伝えようと次の案を考えている。（川辺）