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老朽原発・美浜3号機動かすな
美浜町現地の全国集会に300人

2022/08/10
美浜原発を望む岬に全国各地から集まった300人が抗議のシュプレヒコール=7月24日、福井県美浜町
 7月24日、真夏の太陽が照り付ける猛暑の中、福井県美浜町の美浜原発を望む若狭湾東の岬に全国各地から300人が結集し、「老朽原発・美浜3号機うごかすな現地全国集会」が開かれた。
 集会は12時きっかりに始まり、主催者を代表して中嶌哲演さんが「美浜原発 1、2 号機はすでに廃炉。3号機は国自ら決めた 『原発40 年廃炉ルール』を超えて動かそうとしている。3号機は事故で死者も出してきた原発だ。1年で広島型原爆800発分のプルトニウムを生成蓄積する。再稼働を許すわけにはいかない」と熱く訴えた。
 地元の美浜町会議員、松下照幸さんも「この若狭・福井の自然を何としても守り切ろう」と発言。その後も福島からの避難者の声、裁判闘争を闘う人など全国各地の怒りの声が続いた。
 岬での集会後、美浜町内の施設に一旦集合しデモ隊列を組んで関電美浜原子力事業本部前まで移動して再度、集会を持った。まず、関電本社会長や社長への抗議文を提出。その後も各地からの怒りの声が続き、私も兵庫の代表として発言を求められ、「2012年7月から始めた『関電姫路支店への金曜行動』はこの8月19日で500回となる。2011年からの『東電原発事故は終わっていない毎月11日行動』は121回となる。関電が原発をあきらめない限り闘う」と訴えた。
 その後、再度1時間、町内デモを行い、「原発のない社会を共に作ろう」と訴え、炎天下の4時間にわたる全行動を終えた。
 (菅野逸雄/脱原発はりまアクション)