両団体の共催のデモは2年ぶり。180人が参加してフラワーロードや三宮センター街などを行進＝5月7日、神戸市中央区
　市民デモＨＹＯＧＯと憲法共同センターは、ロシアによるウクライナ侵略が今なお続くなかの5月7日、「5・7ロシアのウクライナ侵略やめよ！市民デモ」を共同で開催した。神戸市の東遊園地南側の花時計前で集会を開いた後、参加した約180人が三宮センター街を西進し、ＪＲ元町駅東口までデモ行進を行った。
　両団体が共同でデモを開催するのは2年ぶり。
　集会では主催の2団体からあいさつが行われた。共同センターの津川知久代表は、子どもの日の毎日新聞社説を引用し「安心の暮らしは当り前ではなく、昔の人の努力である。平和を考える契機にしよう」などと訴えた。市民デモＨＹＯＧＯの黒川伊織さんは、1972年のべ兵連の旗を持参し、「ベトナム戦争から50年、この旗の出番があるとは思いもしなかった。戦争でまず殺されるのは女、子ども、老人で、政治家や偉い人は死なない。声を大にして『人を殺すな』と言いたい」と訴え。集会の最後にはロシア大使館宛ての「ウラジミール・プーチン大統領への抗議要請文」を採択した。
　デモでは「戦争反対」「侵攻やめよ」「日本政府はもっと外交努力を」「ウクライナに平和を」などと通行する市民に訴えた。（菊地）