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沖縄・憲法・原発等で分科会
市民デモHYOGOが春の交流会

2022/05/18
多くの報告を受けるとともに4つのテーマで分科会を持ち課題を掘り下げた=4月24日、神戸市
 40を超える市民団体で構成する「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」は4月24日、神戸市内で「春の交流会」を開き、約50人が参加した。
神戸市会への辺野古意見書運動や連続学習会、ロシアのウクライナ侵攻抗議アピールの取り組みなど、昨年3月の交流会以降の活動の振り返りに続き、「市民デモHYOGOのこれからについて〜韓国・経実連から何を学ぶか〜」として、問題提起が行われた。経実連は、文政権を支えてきたとされる「参与連帯」(連合体)と並んで、社会の様々なテーマに取り組み、大きな社会的な影響力を持つようになっている団体だ。市民にとって一番身近で切実な問題は何かをつき詰め、そのことを重点的に取り組むことで運動の広がりを作っていった経過がある。
 その後は、沖縄、憲法、原発、いのちとくらしの4つのテーマで分科会が行われた。市民デモHYOGO参加団体の多くが抱える、若い人の参加が増えず高齢化が進み、運動の輪が広がらないことを共通課題と位置づけ、この課題の原因と対応策について話し合った。その中では、若者は低賃金や就活で生活するのに精一杯で余裕がなく、よくなる世の中のイメージが持てなくなっているが、一部の若者は関心があることには動いており、こちらからのアプローチが大事ではないかなどの意見が出された。
 また、「西宮市長選挙を闘って〜その教訓と今後」「参議院選挙にむけて〜私たちの課題」のテーマで報告も行われた。
交流会では最後に、課題は盛りだくさんだが、社会的弱者の側に立ち、国家主義と軍事強国化の流れを阻止すべく、社会に深く根を下ろした市民運動を作り上げるためにお互いに奮闘することを確認し合った。(中村)