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第49回憲法を考える集い
「神戸空港と北区の戦争の跡」を聴く
憲法を生かす北区の会が開催
2022/05/18
小城智子さん(神戸空襲を記録する会・事務局長)の話を聴いた=4月24日、神戸市北区
憲法を生かす北区の会は4月24日、コロナ禍で暫くできていなかった「憲法を考える集い」を北区文化センターで開いた。第49回となる今回は講師に小城智子さん(神戸空襲を記録する会・事務局長)を迎え、「神戸空襲と北区の戦争の跡」というテーマで話を聴いた。
北区にはいわゆる戦跡は少なく、そのかわりに忠魂碑が今でも数多く存在している。広い北区で、その一つ一つを訪ねて写真として記録するのにはさぞ時間と労力を費やしたことだろう。中には、地元の人も行き方が分からないような山中の鉱山跡の写真もあった。
神戸電鉄のトンネル工事で働いていた朝鮮人労働者が崩落事故に遭い死亡した話も聞いた。韓国併合で土地を失った朝鮮の人たちがやむを得ず日本に働きに来て事故に遭ったものだ。そのトンネルは今では使われていないが、その歴史は埋もれさせてはいけないと思った。
「記録する会」は、コロナ禍のために学校へ行って話をすることができなくなったので、その対策として平和マップのDVDを作成しているとのこと。完成品を観たが、編集もナレーターも知り合いのボランティアで行っていることを知り、小城さんの人脈の広さをあらためて感じた。
あいにく天候が悪く、参加者が少なかったのが残念だったが、意義のある集いとなった。(渡辺)
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憲法を生かす北区の会は4月24日、コロナ禍で暫くできていなかった「憲法を考える集い」を北区文化センターで開いた。第49回となる今回は講師に小城智子さん(神戸空襲を記録する会・事務局長)を迎え、「神戸空襲と北区の戦争の跡」というテーマで話を聴いた。
北区にはいわゆる戦跡は少なく、そのかわりに忠魂碑が今でも数多く存在している。広い北区で、その一つ一つを訪ねて写真として記録するのにはさぞ時間と労力を費やしたことだろう。中には、地元の人も行き方が分からないような山中の鉱山跡の写真もあった。
神戸電鉄のトンネル工事で働いていた朝鮮人労働者が崩落事故に遭い死亡した話も聞いた。韓国併合で土地を失った朝鮮の人たちがやむを得ず日本に働きに来て事故に遭ったものだ。そのトンネルは今では使われていないが、その歴史は埋もれさせてはいけないと思った。
「記録する会」は、コロナ禍のために学校へ行って話をすることができなくなったので、その対策として平和マップのDVDを作成しているとのこと。完成品を観たが、編集もナレーターも知り合いのボランティアで行っていることを知り、小城さんの人脈の広さをあらためて感じた。
あいにく天候が悪く、参加者が少なかったのが残念だったが、意義のある集いとなった。(渡辺)