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参院選兵庫・大阪選挙区の野党議席奪還へ
野党統一候補を実現させよう
連帯兵庫みなせんが討論集会

2022/04/27
昨年の衆議院選挙総括案と参議院選挙に向けた活動方針案が提案・承認された討論集会=4月10日、神戸市中央区
 市民と野党の共闘のために活動する「連帯兵庫みなせん」は4月10日、夏の参院選で「野党統一候補を実現させよう」と、討論集会を神戸市内で開き、約60人が参加した。
 集会には立憲、れいわ、社民、新社会、みどりの5野党の代表も参加し、各党の参院選に向けた決意などを述べた。国民と共産は欠席した。
 冒頭、松本誠代表世話人兼事務局長から、衆院選総括案が報告されるとともに、参院選に向けては、近畿での参院「野党議席全滅」の危機感をもとに、この危機への対応として大阪と兵庫の選挙区での「一本化」の具体的な方策として、大阪では共産党候補、兵庫では立憲民主党候補とすみ分けをすることによって野党2議席の確保をめざそうとする方針案が提案された。
 さらに、「市民の力で政治を変える!大阪アピール」(市民連合の大阪版)と連帯兵庫みなせんの両者の連名で5つの立憲野党本部に対し、「大阪、兵庫の選挙区で野党候補者の一本化に向けた協議を求める要望書」を4月3日に送ったことが報告された。「大阪アピール」からも山元一英代表が参加して連帯のあいさつを述べた。
 新社会党県本部を代表して発言した粟原富夫委員長は、参院選選挙区の戦い方について、「大阪は定数4、兵庫は定数3だが、どちらも維新や公明が強いことから実質的には1人区と同等に考えるべきだ」として、「両選挙区では野党間の切磋琢磨ではなく、立憲と共産で野党統一候補のすみ分けを考えるべきだ」と提起した。
 参加者の討論も踏まえ、松本世話人代表が提案通りに取り組みを進めていくと集約した。
 集会では最後に「選挙区の候補者一本化の実現を」のアピールと「ウクライナ戦争の即時停戦を求める特別決議」も採択された。(菊地)