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労組の共闘運動再構築へ熱心に議論
党労働運動委員会が総会

2021/12/29
 新社会党兵庫県本部労働運動委員会は11月28日、神戸市内で総会を開き、自治体、郵政、教育、情報通信、JR、地域ユニオンの各産別から党員が参加した。今年の総会では「労働組合の共闘運動再構築」をテーマに意見交換を行った。
 まず、武庫川ユニオン・塚原久雄書記長より、米国のリビングウエイジ制定運動に学ぶ公契約条例制定の取り組みについて報告を受けた。県内では三木市、加西市、加東市、尼崎市、丹波篠山市で条例化されている。
 次に、ひょうごユニオン・岡崎進委員長から「地域労働運動の展望と課題」と題した報告を受けた。総評解散後、兵庫県内では地域ユニオンの結成から兵庫県パート・ユニオンネットワークへ運動が広がり、また「7つの地区労」と「8つの労働組合」で構成されているひょうご地域労働運動連絡会の活動に結実した歴史が紹介され、克服すべき課題として「大衆の力」に依拠した労働運動の「担い手」づくりの必要性と学習会の組織化が提起された。
 参加者からは、産別や地域ユニオンなどの持ち場で仲間を組織化しようと努力している日常活動が報告されると同時に、産別を越えた交流を意識的につくっていかなければならないことも併せて確認された。 (細川)