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近畿でも「共同テーブル」を
大阪で討論集会開く 9.20

2021/10/13
「共同テーブル」発足をめぐる経過やその役割などについて服部良一・社民党幹事長が報告と問題提起を行った=9月20日、大阪市
 佐高信氏ら26人の学者・文化人・著名人らが発起人となり、憲法理念の実現を結集軸にした新たなプラットホームづくりを出発させた「共同テーブル」。「いのちの安全保障確立に向けて―非正規社会からの脱却宣言―」を掲げる。
 この動きに呼応し、近畿でもそうした政治勢力の結集を図ろうと、これまで近畿における闘う第3極の形成をめざしてきた「共生・連帯」近畿が9月20日、「私たちは、どのような政治勢力をつくるべきか 9・20集会」を大阪市内で開いた。
 集会では、服部良一・社民党幹事長が、この間の政治情勢の報告とともに、「共同テーブル」発足をめぐる経過やその役割などについて報告と問題提起を行った。
 そのなかでは、立憲民主党の動向をも踏まえ、①日米同盟基軸からの脱却、②近現代の侵略植民地主義の清算、③新自由主義との決別と格差・貧困社会の解消、④エコロジー社民主義(社会主義)、⑤多様性社会とジェンダー平等―これらを柱とした政治勢力が必要であることを訴え、衆院選に引き続く来年の参院選について、共同名簿方式を視野に入れた比例区の闘いの方についての提起もあった。
 こうした提起を受け、新社会党からは山下けいき茨木市議(大阪府本部委員長)が発言。「共同テーブル」を歓迎しつつ、自らの地元の大阪9区で立候補を予定している(比例にも重複立候補を予定)社民党副党首の大椿ゆうこさんを全面的に支援している立場から、「まずは当面の総選挙をどう闘うかが問われている。このたたかいの結果は来年の参院選にも響く。得票数をはじめ明確な目標をもってしっかり戦い抜き、その流れを来年の参院選へつなぐことだ」などと訴えた。
 集会では、「共同テーブル」への期待と関心を込めた活発な発言を受け、「新自由主義に対抗する新たな政治潮流とその中心軸をつくることが課題だ。みんなで『共同テーブル』を主体的に担っていこう」と集約された。
 集会には佐高信氏もかけつけた。