トピックス

コロナ禍でも声を上げよう! 私たちにも生活がある
コロナ禍での職場の状況やたたかいを報告・交流
2021兵庫たたかう仲間の集会

2021/04/13
コロナ禍でのたたかいなどを報告しあった、2年ぶりに開かれた「兵庫たたかう仲間の集会」=3月13日、神戸市勤労会館
 「コロナ禍でも声を上げよう!私たちにも生活がある」を集会スローガンに掲げた「2021兵庫たたかう仲間の集会」が3月13日、神戸市勤労会館・大ホールで開かれ、約120人が参加した。昨年はコロナ感染拡大のリスク回避のために中止となったが、今年は感染防止対策を図りながら、デモ行進はなく集会のみの開催となった。
 日野隆文実行委員長のあいさつの後、コロナ禍の中の職場報告として、自治労臨職評から学童保育職場の問題、県職労から保健所と医療現場のそれぞれから報告があり、昨年の全校一斉休校など政府のちぐはぐなコロナ対策による影響や、これまでの行革による病院や保健所の縮小が現場に大きな負担を強いていることなどが報告された。
 また公共交通機関からとして、全港湾神戸支部の山陽バス、本四海峡バス、神戸交通振興それぞれの分会が座談会形式でコロナによる営業不振や賃金削減などの実態が紹介された。
 続いてコロナ禍の中で闘う仲間たちとして、会社の不当な職場からの排除攻撃と賃金未払いに対して闘うユニオンあしや新浪花分会と、コロナ便乗解雇撤回を求めて闘う武庫川ユニオン新日本分会が、それぞれ闘いの報告を行い、物販などの支援を訴えた。
その後、講演が行われ、全日建連帯関西生コン支部の松村執行委員から同支部の成り立ちと組合幹部の不当逮捕など、異常な組合弾圧の実態が報告された。そして、この問題が労働基本権を脅かす労働者全体の問題であるとして、職場・地域をこえた連帯を呼びかけた。
 最後に塚原久雄事務局長がまとめを提案し、集会を終了した。(石上)