憲法を生かす会・但馬も加わる「但馬憲法カフェ」が主催する「松元ヒロソロライブ」が3月20日、豊岡市民プラザで開かれた。
ライブはコロナ禍で延期されていたもので、2月に開催を決定してから1か月足らずの取り組みだったが、100人を超える入場者があった。
　「憲法くん」を演じた松元ヒロさんは、南米ウルグアイの世界一貧しい大統領ホセ・ムシカ氏の話やパントマイムを演じ、麻生財務大臣の上から目線のものまねでは最後は「なに、落ちがないって？え、落ちは今度の選挙で落とす？アソ……」だった。そして、一部の勢力の9条改憲の主張に対しては、「憲法を変えるのではなく、政権を代えよう」と呼びかけ、憲法前文を迫力をもって力強く暗唱した。
　参加者からは、「笑いの質が下がっている中、久しぶりに大声で笑わせてもらいスッキリした」、「我々を守ってくれる憲法は絶対に守らねばならない宝」、「憲法くん、いつまでも元気でともに過ごしましょう。前に向かっていける力が出てきた」などの感想が寄せられ、風刺の笑いの中にも社会を変える原動力を感じることができた。（島田）
松元ヒロさんの熱いパフォーマンス=3月20日、豊岡市