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【平和マップを歩こう2020】
東灘区で「平和マップを歩こう」 少雨の中、31人が参加 灘区東灘区平和マップを歩く会

2020/11/26
本庄墓地にある神戸空襲での犠牲者の慰霊碑や日清戦争から太平洋戦争での戦没者の追悼碑を訪ねたウォーク=11月7日、神戸市東灘区

 「灘区東灘区平和マップを歩く会」は11月7日、東灘区で「平和マップを歩こう2020」を行った。時々小雨の降るあいにくの天候だったが、31人が参加した。
 参加者はJR甲南山手駅北側広場に集合し、朱鳥居―神戸深江生活文化資料館―大日霊女神社―本庄墓地―新明和工業―小寄公園―北青木地蔵―魚崎わかばサロンなど、平和マップ作成者の小城智子さんの説明を聞きながら東灘区南東部を歩いた。
 ウォーク後の参加者アンケートの「印象に残ったところは?」の問いで一番多かったのは「本庄墓地」だった。この墓地には神戸空襲で犠牲となった436人の慰霊碑や日清戦争から太平洋戦争で出征した戦没者400人の名前を刻んだ追悼碑が建てられている。
 「この村の 戦死三百 八月来(はちがつく)」
 ウォーク参加者の一人が、かつて本庄墓地に立って詠まれた句だ。
 あの戦争によって失われた「かけがえのない命」について思いを馳せることのできた貴重な時間だった。
(築山)