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【辺野古意見書学習会】
堺市での経験に学ぶ 辺野古埋め立ていったん中止を! 神戸市会に意見書採択を求める運動

2020/09/29
 辺野古の埋め立て工事をいったん中止し、沖縄県と誠実に話し合うよう政府に求める意見書を神戸市会が採択することを請願する署名運動に取り組んでいる「辺野古意見書請願署名実行委員会」は、2018年12月に堺市議会での意見書採択を実現させた堺市の運動の経験に学ぼうと9月12日、神戸市内で学習会を開いた(写真)。
 堺市での市民運動で中心を担った豆多敏紀さん(辺野古新基地建設工事は中止を!堺からも声を!請願署名実行委員会)が堺市での取り組みの経験や教訓を報告した。
 堺市議会は、維新が最大会派であり公自をあせて議会の3分の2強を占める。その会派構成のなか、請願内容そのものではないが、運動の拡がりに刺激を受けた会派(立憲系)が独自に作成した意見書案で維新を巻き込んでの可決となった。
 飾ることなく、思うところを分かりやすく報告した豆多さんは、運動の成功について、過去6度の取り組み(全て少数否決)を踏まえたものであったことや、沖縄は翁長知事逝去後の知事選をはじめ多くの各種選挙後などという緊迫した状況にあったことなど、特別な情勢も加味された結果だと断りながら、10万枚のチラシの各戸配布などかつてない取り組みの結果だったことを強調。堺の運動が各地に広がることに感謝して神戸の運動に熱いエールを送った。