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【連帯兵庫みなせん討論集会】
愛媛の市民選挙に学ぶ 「青空えひめの会」の遠藤泰弘さんが講演 連帯兵庫みなせんが討論集会

2020/09/15
遠藤泰弘松山大学教授が昨夏の参院選・愛媛選挙区での無所属野党統一候補圧勝の戦略と戦術などを語った=8月22日、神戸市中央区

 次期総選挙で野党候補の一本化を図り市民と野党の共闘の前進をめざす市民グループ「連帯兵庫みなせん」は8月22日、「愛媛から学ぶ市民選挙の可能性」をテーマに討論集会を神戸市内で開き、約40人が参加した。
 オンラインでの参加も併用された集会では、まず松本誠事務局長が、過去3回の国政選挙の取り組みの総括とともに次期総選挙(兵庫選挙区)に向けた野党との協議の積み重ねなど、この間の連帯兵庫みなせんの活動報告を兼ねてあいさつ。「市民主導型選挙」「市民選挙」の方向性を強調した。
 その後、昨年の参院選で、無所属の新人野党統一候補が自民党候補に圧勝した愛媛選挙区のたたかいについて、その選挙の中心母体を担った「青空えひめの会」の遠藤泰弘さん(松山大学法学部教授)が愛媛での経験の成果や教訓について講演した。
 愛媛はきわめて保守地盤の強い地域。比例区の得票数では与党約33万対野党4党(立憲、国民、共産、社民)の計約15万8千という構図。その選挙区で約8万7千票の大差で勝利した選挙の戦略と戦術が具体的に述べられた。立てられた基本戦略は、①野党色を出さない(政党推薦なし)、②候補者個人への評価、③政策で尖らず、暮らしの政策に特化する、だった。