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今年の夏も「『原爆と人間』写真・絵画展」
神戸市原爆被害者の会
2024/08/08
被爆体験証言者と美術部の高校生が証言をもとに1年をかけて共同制作した絵の数々が展示された=8月8日、神戸市中央区・デュオギャラリー
神戸市原爆被害者の会(立川重則会長)が主催する「『原爆と人間』写真・絵画展」が8月8日〜13日、今年もJR神戸駅地下にあるデュオギャラリーで開かれた。
主な展示内容は、広島平和記念資料館の企画で、広島市立基町高校の生徒と被爆体験証言者が共同制作する「原爆の絵」の数ある作品のうちの一部(複製画)。被爆者が高齢化する中、2007年から被爆体験の継承の一つの形として取り組まれており、生徒と証言者は約1年かけて何度も打ち合わせを重ねながら絵を完成させていくという。
ギャラリーに展示された十数点の絵にはどれも、当時の惨状を詳細に迫力を持って訴える力があり、絵とともに紹介された制作後の両者の感想文は証言者が見た情景をさらに身近に感じさせる。
展示には、たまたま通りかかった買い物途中などの人々も立ち寄り、展示をじっくり見ていく姿が数多く見られた。
また、同展では他にも、兵庫県出身の漫画家で切り絵画作家の故・寺尾知文さんが、1945年8月に一兵士として赴任した広島で見た光景を切り絵画にした文集「原爆 ヒロシマ」に朗読をつけたYoutube動画なども紹介されていた。「原爆と人間」写真・絵画展では毎年、数点の新たな絵が入れ替わり展示されるが、広島平和記念資料館のWEBサイトでも全作品を見ることができる。
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神戸市原爆被害者の会(立川重則会長)が主催する「『原爆と人間』写真・絵画展」が8月8日〜13日、今年もJR神戸駅地下にあるデュオギャラリーで開かれた。
主な展示内容は、広島平和記念資料館の企画で、広島市立基町高校の生徒と被爆体験証言者が共同制作する「原爆の絵」の数ある作品のうちの一部(複製画)。被爆者が高齢化する中、2007年から被爆体験の継承の一つの形として取り組まれており、生徒と証言者は約1年かけて何度も打ち合わせを重ねながら絵を完成させていくという。
ギャラリーに展示された十数点の絵にはどれも、当時の惨状を詳細に迫力を持って訴える力があり、絵とともに紹介された制作後の両者の感想文は証言者が見た情景をさらに身近に感じさせる。
展示には、たまたま通りかかった買い物途中などの人々も立ち寄り、展示をじっくり見ていく姿が数多く見られた。
また、同展では他にも、兵庫県出身の漫画家で切り絵画作家の故・寺尾知文さんが、1945年8月に一兵士として赴任した広島で見た光景を切り絵画にした文集「原爆 ヒロシマ」に朗読をつけたYoutube動画なども紹介されていた。「原爆と人間」写真・絵画展では毎年、数点の新たな絵が入れ替わり展示されるが、広島平和記念資料館のWEBサイトでも全作品を見ることができる。