「どこでも時給１５００円を」 「いますぐ物価高騰に見合った最低賃金の引上げを」―。物価が高騰し生活を圧迫する中、とりわけその影響が大きい非正規労働者の賃上げを求める「パート春闘アクション」が２月23日、県内の地域ユニオンや自治体で働く非正規公務員らでつくる兵庫県パート・ユニオンネットワークによって行われた。
　午前中は尼崎、神戸（三宮）、明石、姫路の４か所のＪＲ駅前で、ビラ配布とマイクリレーで最低賃金の引き上げや時給１５００円の実現などを求める訴えを行った。 
　午後からは神戸市中央区の東遊園地・花時計前に集結して集会を開き、遠来の但馬ユニオンをはじめ各地のユニオンや労組からの活動報告や決意の表明を受け共有した。
　集会後は、元町の大丸前までのデモコースを、「最賃の引上げを」、「生活できる賃金を」「時給１５００円の実現を」などの要求を書いた横断幕やプラカードを掲げてデモ行進を行った。
今年は政府も経団連も賃上げを訴え、トヨタやホンダなどの自動車大手は集中回答日を待たずに満額回答を示しているが、格差がつけ続けられてきた非正規労働者の賃上げをしない限り社会全体の賃上げとはならない。